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ウイグル弾圧問題についてわかりやすく5分で解説!!


皆さん、こんにちは!shunGoです!!

今日は、ウイグル族弾圧問題のお話です。

あ、難しそうな話きたよもう無理…と思ったそこのあなた!!ちょっと待って、大丈夫!この私が5分で簡単に解説します!!


最近ニュースで、よくウイグル族の弾圧問題が取り上げられているのはご存知でしょうか?おそらく多くの方が知っていると思いますが、まだ聞いたことない方、知ってはいるけどイマイチよく分かっていない方も多いかと思います。

私も、そのうちの1人でした。何だか突っつきにくそうだなと感じていましたが調べてみるとそこまで難しくなく、さらに思っていたより残虐な現実がありました。

今日は皆さんにウイグル問題について分かりやすく共有しようと思います。

・調べるのが面倒くさいしそんな時間がない
・複雑で長ったるい記事が多くて調べるだけで疲れる

そんな方向けに、5分でなるべく簡潔にわかりやすくウイグル問題の解説をしようと思います!!

ではいきましょう!!(^^)


①ウイグル族、ウイグル自治区とは?


まず、前提としてウイグル族やウイグル自治区についての基礎知識です。

ウイグル族とは、超簡単に言うとウイグル地域に住むトルコ系の民族です。彼らは遊牧民の子孫と言われています。

ウイグル地域は歴史上トルコ系民族が暮らす地域でしたが、過去の戦争により中国の支配下に置かれたりと情勢として不安定な時期もありました。


1930年代、1940年代にはそれぞれ独立し東トルキスタン共和国として建国されましたが、1949年の内戦により勝利した中国共産党が支配し中国へ統合したのです。1955年には現在の新疆ウイグル自治区が設立されます。

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(画像引用元:https://ameblo.jp/hirohirobbb2000/entry-12402259084.html)


ニュースでもウイグル族の人の顔を見たことがある方もいるかもしれませんが、彼らは多くの中国人(漢民族)とは異なり、少し顔の彫りが深く、あくまで私見ですがモンゴル系と中東系の間に位置するような顔立ちをしています。

また、信仰する宗教もイスラム教であり、言語もウイグル語を話します。いわゆる中国人とは多方面で背景が異なるのです。


②弾圧問題はなぜ起きている?


弾圧問題が起きている原因は簡単に言うと、ウイグル族と中国の衝突です。特に、中国側が無理矢理ウイグル族を"中国化" しようとしている事が原因です。


お互いの主張を、様々な記事を読んだ私が勝手に解釈します。笑


ウイグル族側の主張:
独立させろ!それがどうしてもダメならせめて高度な自治を認めろ!統制・監視が厳しすぎるぞ、ふざけんな!我々はウイグル族であり、信仰・文化・慣習・言語などの基本的な人権を守る権利がある!中国色に染まってたまるかこのやろー!!

中国政府の主張:
抗議活動での暴動は許さない!お前らは中国人なんだ!言葉でも分からないお前らには、力ずくで痛みを伴って徹底的に教育する必要がある収容所へぶち込め!!それからこいつらはイスラム教だ、テロを起こす可能性も否定できないぞ!

ざっくり双方の言い分はこんな感じです。


上記の通り、ウイグル地域は中国へと統合された背景がありますが、それに伴い中国人(漢民族)のウイグル地域への流入が目立つようになり、ウイグル族としての信仰・慣習・言語などが侵されるようになりました。

我々日本人に置き換えてみると、明日から日本語話したら罰金、米食ったり食前に "いただきます" 言ったら収容所行き、みたいな感じです(だいぶ誇張してます笑)

もちろん、そのような状況で黙っていられなかったウイグル族の人々は反中国の感情が高まり、多くの独立運動(暴動・テロ含む)を繰り返してきました

一方で、中国政府はこの事態を重く受け止め、それまでに遂行してきたウイグル族への統制を緩和した過去があるものの、事態は一向に改善しませんでした。

人権運動としてウイグル族の抗議運動に対し、中国当局はそれを力で強引にねじ伏せるようになり、そのような状況が年を追うごとに悪化していきます。

2001年にはアメリカ同時多発テロが起き、イスラム過激派がグローバル化し、イスラム教であるウイグル族への中国の目は一層厳しくなりました。

そんな中2014年に、ウルムチ駅爆発事件が起きました。ウルムチとはウイグル自治区の主要都市ですが、この事件当時中国の習近平国家主席が現地にいたのです。

この事件により、習近平は「ウイグル族への強い恐怖と憎しみを抱いた」と発表し、「ウイグル族には徹底的な思想教育が必要だ」とさらに制裁に拍車がかかりました。


③実際、ウイグル族の人たちはどんな状況なのか?


ウイグル自治区の弾圧問題は、中国当局による監視が徹底されているため情報入手することがかなり困難な状況であり、実態はなかなか明るみに出ていないのが現状ですが、その中でもいくつか残酷な現状が浮かび上がっています。

ウイグル自治区にいる約1000万人のイスラム教徒のうち10%にあたる100万〜150万人が”再教育”のため収容所へ強制収容されていると言われています。また、収容所の中では暴力や拷問などが横行していると言われています。

また、過去にはSNSでウイグル問題の現状を世界へ訴えかけるため勇敢にもネット上に流した人々もいます。

これらの記事や動画を見ていただけると分かるように、ウイグル族への弾圧は現在もかなり深刻なものであることが窺えます。


さらに、下の動画では中国の駐英大使がとあるニュース番組でウイグル族弾圧の活動の一部とも取れる動画を見せられ、かなり慌てた様子で否定している様子が見られます。


また、ウイグル族の人々は国にパスポートを没収され、許可がないと海外へ行くことができません。すでに海外にいるウイグル族に関しても。帰国しなかったら家族を拘束すると脅しをかけている状況です。

ウイグル自治区にいるウイグル族の人々は、漢族民間国家公務員と言う書屋業の人間から毎日の活動スケジュールの管理も行われていると言われています。


④まとめ


情報社会の発達により、いくら情報監視をしているとはいえウイグル族弾圧の実態が明るみに出るようになり、世界的な問題になっています。


アメリカのトランプ大統領もついに、中国との覇権争いにおいてこの問題を切り札として出してきています。


日本にいると、全く考えられないような出来事が、隣国の中国で起きているという現実について、もっと関心を持つことが大事なのかもしれません。


では、また!!!!!

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