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金沢の国立工芸館に行った。(ことを忘れてた話)

昨年、東京国立近代美術館工芸館が国立工芸館として金沢に移転した。

同じ年に自分たち夫婦も、東京から故郷である石川県にUターンをしたので、勝手ながら思い入れのある場所だ。

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今回のお目当ての展示は「うちにこんなのあったら展」。さまざまな年代・場所でデザインされた、コーヒーカップや喫煙具、食器、醤油さしといった日用品が展示されている。

私は特に美術的なセンスもなければ、作品について語れるような教養もない。だから、「色がかわいいなあ」とか、「このお皿にはカルパッチョを盛りたいなあ」とかそんな感想しかないのだが、それが猛烈に楽しい。

日常で使われることを念頭に置いて作られた作品たちは、大きなキャンバスに描かれた絵画よりも、芸術・工芸をより身近に感じさせてくれた。(大きな絵画を観るのも好きだけどね)

ちょうど、一軒家も建てようと計画していることもあり、新居で使うものは少しでも拘って、丁寧に暮らしたいなあとかを思わせてくれる、素敵な展示でした。

おしまい

....じゃないんです。ちょっと後日談。

国立工芸館を訪れた1週間後、何気なく妻と「先週なにしてたっけ」と言う話になりました。先週の土曜日の午前中だけ全く思い出せない。あの日は午後からハウスメーカーと打合せをして、夕方は結婚式の打合せで....

「あっ!工芸館行ってたんじゃん」

2人とも思い出すのにかなり時間がかかった。平日は仕事・土日も結婚式や家の打合せが続いていた。せっかく素敵な作品たちに触れたのに、余裕がないと忘れてしまうんだなと痛感しました!

いつでもマストなことだけでなく、余白の時間を楽しまんとなあ〜


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