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私が経営目標に売上を設定しない理由。

こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」

「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」

と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸し日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。

毎日noteを書き続けて、今日で507日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,493日。

今日も打合せが目白押し。過去最大級の口内炎が出きてしまい、悪戦苦闘。ただ、マスクがあるので、その様子を会う人に見せなくて良いのはマスクありがとう、という気持ちになりました。
はじめましての方はこちらもご覧ください↓↓

さて、本日のテーマは「私が経営目標に売上を設定しない理由。」です。早速書いていきたいと思います。

経営目標に何を設定するか?

あなたが所属している会社や組織では、年間目標に何を掲げているでしょうか?

私がサラリーマンとして働いていた時、部署にもよりましたが営業部では売上目標が年間目標として設定されていました。

ですが、この売上の目標値というのは厄介だなぁと感じていました。

というのも、売上は結果であり、色んな要因により影響を受けるからです。
平たく言うと、ラッキーによる結果もあるでしょうし、外部環境の変化でどうしようもなかったという時もあるでしょう。

にも関わらず、世の中の多くの会社で売上を年間目標の一番地の目標として掲げている企業が多いように感じるのはなぜでしょうか?

年間売上●●億円、だけの設定だと思考停止?

年間売上を目標数値として出す。

これは数字であるため、明確であり分かりやすいです。

つまり、年間目標に売上数値を設定するのは、「聞く側が分かりやすいから」ではないでしょうか。

売上だけでなく、営業利益や経常利益、当期純利益を伝えるのもそのためだと思います。

ですが、売上とはあくまで日々の活動した結果でしかありません。
結果を目標に上げることは、結果を達成しなかった時の言い訳も無数にできます。
逆に結果を達成した時も、無数な理由を挙げられます。

つまり、都合が良い数字が、売上に関する目標数値。

目標数値に売上を載せるだけで目標を立てたように思ってしまう、これだと経営として思考停止していると言えるのではないでしょうか。

ですので、私の事業では、売上を目標の中には組み込んでいません。

売上は根拠があるもの

とは、言っても、年間売上を何となくで決めている会社は少ないと思います。

それなりの案件の積み上げだったり、マクロ環境からの予測だったり、その数字の根拠があるはずです。

ですが、一度設定された売上目標は現場へは必達として伝えられることもしばしばあるのではないでしょうか。

そうなると、現場からすると、どうやったらその売上数値目標になったのかも分からない中で、目標必達だけ伝えられる。。。

根拠を説明されても、現状と乖離し過ぎている。

もし、売上目標数値が外向けのパフォーマンスとして、使われているようですと、組織内の雰囲気は荒んだものになるのではないでしょうか。

目標とは、その時にあるべき具体的な姿

そもそも、目標とは、数字ではなく「その時にあるべき具体的な姿だ」ということを私は恩師より教えてもらいました。

そのため、例えば2022年の目標をつくる場合は、
2022年に〜●●という状態になっている。という具合に表記します。

その達成のために、必要なプロセス指標があれば記載します。

最終目標が数字でない以上、常に説明も求められます。
実は、これが逆に周りの納得感を生み出します。

どういう状態になりたいんだ、ということは数字で語る以上に具体的なイメージとして伝えることができます。

結果として、数字も付いてくる。

非上場企業だからこそしやすい、数字を目指すのではなく中長期視点に立ったvisionの実現を目指す経営をこれからも続けていきたいと思います。

あなたが経営者だとしたら、どんな目標を立てますか?

・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)

明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!

まとめ

・多くの企業では年間目標数値に年間売上高がまず記載されている。
・売上とはあくまで日々の活動した結果でしかない。
・結果としての売上を目標としても、因果関係を説明しづらい。
・本来の目標はその時にあるべき具体的な姿を指す。

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