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【8日目】X日目に優勝する奴のつぶやき

ダイアログ・イン・ザ・ダーク。
この言葉を知っている人はいるだろうか。
知らない人も多いかもしれない。
名前だけ聞くと、何かの魔法かと間違えるほどであるが、アトラクションというか、体験みたいなものである。

ダイアログは対話、ダークは暗闇。
だからダイアログ・イン・ザ・ダークは、暗闇の中での対話となる。
私は本日ダイアログ・イン・ザ・ダーク体験をした。
最初に言っておく。
これはスゴい。
終わった後、しばらく興奮が覚めず、余韻が凄まじい。
スゴい人に会ったときや、スゴい体験をした後のドキドキは誰でもあるはずだ。
ライヴが終わった後とか。
そんな感じの興奮がこのダイアログ・イン・ザ・ダークにある。

詳しい内容はもちろん言えないが、人間の情報は目から入るものが多いと良く言われる。
そんなことをまじまじと感じさせられる体験だ。
目からの情報が多いと言われるが、ここまで目から情報をとっているのかと愕然させられる。
目が使えないのであれば、何を使えば良いのか。
他の手段を用いるしかない。
音や感触、香りだ。

普段は目を酷使していて、目以外は使いなれていないので、目以外を使うことに抵抗が生まれる。
しかし、これは目の見えない人には通用しない。
(ここでは、目の見える人と見えない人と書くこととする。優劣がないことを強調したいためである。事実として見えるか見えないかということ。走るのが遅いのか、速いのかといった具合に。)
目の見えない人は、目以外を使うことが普通なので、目の見える人の常識は通じない。

そうなのだ。
暗闇では目の見える人の常識は通用しないのだ。
そこが難しい反面、面白いところである。
右と言っても、どっちの方を向いた時の右なのかは分からない。
1つ思ったのは、暗闇の中で視覚以外を用いて説明をしようとなると、かなりの説明力が必要になるということだ。
説明下手の人には良い訓練になるかもしれない。
とまあこういった感じで、いつもとは全く違う世界が広がっている。

この凄さ・インパクトを感じられる感性を持っていて、自分を100年ぶりくらいに褒めたい。
以前ある本で、目の見えない人と目の見える人が目隠しをしている状態が全く異なるということを読んだ。
それは、3本脚か4本脚の椅子かの違いのように。
最初から3本脚であれば、うまくバランスをとれるが、4本脚のところから1本取れて3本脚になったときにはバランスを取れない。
だから、目の見えない人がどのような世界を見ているかなどは、到底想像できっこないのだ。
しかしだからこそ違いを楽しみ、学ぶことができる。

今日は確実に地球ではない場所にいた。
海外のような、それでいて海外でない、不思議な感覚を得た。
ぜひオススメである。

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