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父親にお前の精神不調は生理のせいだと言われた

「お前が暴れて(夫の名前)さんに迷惑をかけたり、時々(精神的に)おかしくなるのはたぶん生理とかそういう(子宮関連の不調)のの、せいなんじゃないか」ぼかすような言葉で実の父親に言われた。私はそれを無視した。

生理のせいにするということは、すなわち「(男の)俺には理解できない何かが娘に起こっているのだ」という理由づけだと思う。父親は、自分の中で絞り出した正当化する答えを言うことで「自分の子育ては間違っていなかった」と言っているようだ。でも、実際のところは、私は抱えたくもなかった精神疾患があって生きづらいことが多くあって、それは病気で、その原因は少なくてもちょっとはあなたがた親にあって、それらは生理や子宮の不調とは一切関係ないことなんだよ。

私は臭いもので、その臭いものには蓋をされている気がしてならない。

先日、母の誕生日に親戚一同がサプライズで集まることになった。その数時間前、何が原因だったか記憶にないが、私は突然死にたくなって死のうとした。些細なことで誰からも必要とされてないんだとつらくなって、いわゆる境界性パーソナリティ障害の症状が出た。しばらくして夫が私を沈めてくれて、迎えに来た車の中で父と夫が笑って言った。「ひさ子ちゃんほんとうに大変だったよ(笑)」「すみませんね、(夫の名前)さん。娘が迷惑かけて(笑)」私もそのとき笑った。でも私はほんとうは笑いたくなかった。笑い話にしたほうが楽なんだろうけど(まあ私も楽だし)その根本の治療(というか気持ちのケア)みたいなところで私に向き合ってくれたひとって誰かいたっけ?

思えば、私に病名がついたときも親はそれを直視しようとはしなかった。腕を切るくらいつらいことがあって、腕切って、やっと親も夫も焦って私の元に来てくれて、でかめの精神病院に連れて行ってもらって、親も一緒にわたしの診察を2時間も受けたのに、その後は結局ナアナアになって、私がアダルトチルドレンだって主治医に言われたこととか昔のトラウマで傷つきやすい性格になったとか、境界性パーソナリティ障害がどういう病気なんだとか、結構な頻度でつらい気持ちになってるとか、そういう話は無かったことになった。まるで「普通のひと」みたいに扱われて、たまに親とでかけると「娘夫婦と仲良しな俺達」みたいな新たな見せ方に巻き込まれる。

ぜんぶじゃない、親のぜんぶ憎んでいるわけじゃない。だから余計につらい。むしろ強姦されたり、暴力振るわれたり、ネグレクトされたほうがよかった。置き去りにされたかった。それくらいの仕打ちを受けたほうがちゃんと親を正面から憎むことができたのに。

そういう脳内ハッピーで、人の弱さを見たがらない奴らが身近にいればいるほど本当に死んでやろうと本気で思う。死ぬことで「私の苦しみは本当だったんだよ」というメッセージになるし、死ぬことで自分のことは正当化できると信じてしまう。だけどまだこのカードは切らない。取っておく。死ぬ選択肢を持ちながら生きてもいいと思う。

それくらい考えないと、「どうせいつまで経っても私は誰からも認められないんだ」と悲観的な気持ちから抜けられない。心地よく生きたい。せめてもの抗いの方法としては、子供は産まず、私と同じような苦しみを味合う人間をひとりでも少なくする、みたいなことしか考えられない。それくらいでしか抗えない。できない。

夫は、特に両親に私のことを説明しようとはしない。私がつらいことを代弁しようとはしない。まあそんなことを夫に願うのもお門違いなんだけど、結局は誰かを頼ってしまう。もちろん、私自身も「あんたのせいで!」と父に対して泣いて怒ったこともあるが、結局父は何も言わなかった。夫も私が泣いても、もうあんまり心配しない。「またか…」という顔をする。だから、私は自分で変わらないといけない。私は変わりたくて、生きやすくなりたいから日常のあらゆる部分に「希望」を探してる。



今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!