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嫌な相手は、「無理当番」だと割り切る。

「無理当番」がいる、と割り切って考えることでだいぶ人間関係がラクになる、と私は思っている。死にたくなったりしやすい私が週間にしている、人間関係の攻略法「無理当番」制度について説明していく。

コミュニケーションは不得意

下記は2020年6月3日に書いた下書き。

(2020年6月3日)どんな仕事をしていても、誰と仕事をしていても、必ず私には「無理当番」という存在が出てくる。見返してやりたい。相手の欠陥が許せなくてイライラ、そわそわする。大量に買い込んだパンをバカ食いして気持ちを紛らわせる。でもその「無理当番」は数ヶ月後には「無理当番」じゃなくなってる。ふしぎである。

仕事をしているとプロジェクトごとに違う相手と仕事をする。営業先がたくさんあったり、顔を合わせる常連さんが何人かいたり、私の場合は仕事相手の出版社が変わったり。すると当然、各々のコミュニティでコミュニケーションが発生する。「そんなん当たり前だろ?」とコミュニケーションが得意な人は言うかもしれないが、この状況は私にとってはなかなか苦しい。

そして、その場その場に適応したキャラクターを作り、事を遂行していかなければならない、と私は思ってしまう。自分軸がしっかりとある人であればこんなことする必要がないかもしれないのだが、これが私にとってのコミュニケーションなのである。

さらに、私は全体的に「いい人」に見られたい。「仕事ができる人」という認識をまわりに持たれたい。そうでなければ自分の価値が消え失せる気がする。だからこそ、人一倍気を遣うし、空気を読んで嫌な仕事も買って出るし、絶対相手が悪いだろってときでも「すみません」と率先して言う。好きでやっているわけじゃない。これも苦しい。真似しないでほしい。

当番制で変わっていく、私にとっての「無理当番」

さて、私のように自分に負荷をかけながらコミュニケーションをしていても、していなくても、どんな状況でも必ず現れる人種がいる。「ああこの人無理」というじぶんにとっての最悪の人間だ。

これこそが、「無理当番」である。

「当番」という言葉からもわかるように、あなたにとっての無理な人は当番のように巡ってくる。たとえば、仕事上関わるコミュニティが季節ごとに変わってくる場合、春はあの人のこと大丈夫だったのに翌年の夏には「無理当番」になって苦手になってしまった……という例はざらにある。

人間は、そのとき抱えた人間関係の中でも「自分に攻撃的な人種」「自分の心の拠り所となる人種」というのを無意識に振り分けているように思う。攻撃的な人種はいずれ「無理当番」となり、ストレスをかけてくる存在となる。

「無理当番」の明確化でちょっと生きやすくなる

しかし、「無理当番」という存在を作ることによって、逆に「自分の心の拠り所となる人種」が明確になる。つまり、「どれもこれもストレスのかかる仕事」という最悪の状況を回避できる。「自分の心の拠り所となる人種」との仕事は、心ばかりの癒やしとなるからだ。

現在、私は3年ぶり2回目の「無理当番」の存在に苦しめられている。彼女と最初に仕事した3年前はぜんぜん大丈夫だったけれど、その後の仕事のタイミングで彼女は「無理当番」になってしまった。彼女に申し訳ない。

彼女と電話をするのも億劫。メールも返事したくない。それでも、付かず離れずの距離を保っている。「無理当番」なのは今だけかもしれない。それに今「無理当番」と思っているのは、今だけの私の思い込みなのかもしれない。本当に嫌いだったら、たぶんもう一緒に仕事していないと思うから。

大切なのは、「無理当番」はあくまでも当番制だということだ。一ヶ月後には「無理当番」を降板している可能性はとても高い。だったら、「無理当番」として接することで、自然と自分の心にガードを張り、傷つかないコミュニケーションを模索したい。

”「無理当番」だからしょうがない”と割り切ってみて

私は今の「無理当番」の彼女に対し、積極的な姿勢は見せていない。「無理当番」だと割り切って、「まあ怒られたら怒られたでそんとき考えるか。ってか最低限の仕事はしているし、関わりは最小限にしよう」と思っている。相手は「無理当番」だ。無駄にHPを削らなくていい。自分を責めなくていい。

ほんとうに大変申し訳ないことだが、「無理当番」の存在を明確に思うことで、少しだけ心がラクになる。「無理当番」がいる、と割り切って考えることでだいぶ人間関係は円滑になる。

今、めちゃくちゃ死にたくてつらい人で人間関係で悩んでいたら「そうか、無理当番だからか、仕方がないか」と思ってみるのも一つの手である。

現に、私の夫は「電話します!」と言って3ヶ月「無理当番」の相手を放置していたようだが、特に落ち込んでもない。ちょっと怒られたみたいだけど、まあそういうもんだと思ってる。死んでもない、生きている。


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今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!