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落ち着かない

今朝、帽子を忘れただけなのに誰かとすれ違うだけで怯えてしまう。自分よりも背の高い男性は私がちょうど座った目線のところに腰が来る。別に何かされたわけではないのに、何かされるのではないかという恐怖感で鳥肌が立つ。仕事は進まず、注文したアイスコーヒーのかさが減るだけで250円分の元を取れたとは言い難い。

気づいたときにはもう人と関わりたくなくなっていた。母にも幼馴染など身近な人に変わったねと言われることが年を重ねるにつれて増え、それは年をとって丸くなったというようなものにまとめられる変化なのかそれとも、母や幼馴染が見ていた私は虚構で今の姿が本来のものなのか、よくわからない。全然変わってないね、なんて昔を懐かしみながら愛しさを込めて言うそれを私は絶対に言われない。

活発だった。積極的で学級委員なんかにも立候補していた。友達とも毎週遊んでカンボジアに学校を建てる活動にも片足を突っ込んだ。学校も友達も勉強も会社も仕事も恋もセックスも好きだった。男も女も人間も好きだった。人と関わることが好きだった。

これらを、自然にやっていたんじゃなくて、これらができて当たり前という感覚が強く、当たり前から外れるという恐怖感に駆り立てられているだけだったのかもしれないといま思う。


今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!