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子どもと歩ける。登山初心者でも安心の首都圏ハイキングコース|①吾妻山(神奈川県)

吾妻山の魅力

吾妻山というと、福島県にある日本百名山が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、今回おすすめしたいのは神奈川県の吾妻山(標高136m)です!
JR東海道本線二宮駅から徒歩でアクセスでき、一帯が吾妻山公園として整備されているため、非常に歩きやすく設備も充実しています。
我が家では、子どもが歩き始めて間もない頃に、どこかベビーキャリア無しで登れる低山は無いかと探した結果、この吾妻山にたどり着きました。
階段の無いコースもありますし、山頂の多目的トイレにはおむつ替え台もありますので、小さな子どもを連れて行くのにはピッタリです。
(以下の写真は2020年2月時点のものです。公園や遊具の利用可否は感染症の流行状況によって異なる場合がありますのでご了承ください。)

赤ちゃん連れにもおすすめ。中里口コース

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中里口コースは、二宮駅と反対側から登るコース。階段が無いのでベビーカーでも登れました(ただし傾斜はあるので重量級ベビーカーや車いすだと大変かもしれません)。片道約40分(20分は車道歩き)ですが、幼児のペースだと倍はかかると思います。
前半の車道沿いにはお店や梅林などもあり、遠足気分が楽しめますよ。
標高が低いので1年中登れますが、おすすめは山頂が一面の菜の花畑になる1月~2月です。そのほか、桜やツツジ、アジサイの時期も良さそうです。

中里口コース詳細

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マイカーの場合は町営第1駐車場(500円、200台収容)を利用し、車道を20分ほど歩けば登山口に到着します。菜の花や桜の時期などは、到着が遅いと駐車場が満車になってしまうことがあるので、早め出発を心掛けましょう。
詳しいアクセスについては吾妻山公園公式HPを参照↓
http://www.town.ninomiya.kanagawa.jp/

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県道71号線を横切る交差点は交通量が多いので要注意ですが、そこからは脇道に入ります。

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道沿いの落花生屋さんで、殻付き落花生と、珍しい落花生の甘納豆を購入。
他にも落花生屋さんがあるので、食べ比べしてみても◎

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脇道をしばらく行くと看板があるので、左折。更に細い道を進みます。

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道の脇には梅林もあり、のどかな散歩気分を味わえます。この辺りまでは休憩スペースがない(座れるのは道端の石とか縁石のみ)ので、立ったまま食べられるおやつを持っていくと安心。

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大きな案内板を左折すると、登山口です。この周囲は駐車できませんので要注意です。

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途中東屋があるので、ここで軽く栄養補給しておきましょう!

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気持ちの良い木立のなかをなだらかに登ります。階段とスロープを選べる場所もあるので、体力に合わせてセレクトしましょう!

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山頂に近づくとやや傾斜が急になります。ここまでくればあとちょっと!

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こちらが山頂展望台です。海辺の山なので、標高136mの低山とは思えない相模湾の展望が広がります。

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展望台の下の芝生広場は、菜の花畑を見渡す特等席!
敷物持参でお弁当を広げる人がたくさんいました。

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山頂には、ローラー滑り台や遊具などもあり、小学生くらいのお子さんも喜ぶこと間違いなしです。遊び疲れて歩けなくならないうちに、下山を開始しましょう!
ベビーカーの場合は往路を戻るのがおすすめ。階段があってもOKなら、行きとは違うコースで降りてもOKです。役場口からの下山は以下へ。

電車派におすすめ。役場口コース

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役場口コースは、二宮駅からすぐ近くの二宮町役場前に登山口があり、駅から山頂まで大人の足で30分程度で登れます。300段の急な階段があるため、ベビーカー利用者にはおすすめしません。やや段差が大きいので、歩幅が小さい幼児は上り下りに少し時間が掛かります。
階段終点から山頂までの間には、第2展望台やお花畑、神社などの見どころも多いので、体力に余裕があれば、中里口から役場口へと周遊するコースもおすすめです。

役場口コース詳細

今回は、下りで役場口コースを利用したので、山頂から順番に紹介していきます。

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役場口へは、山頂の管理棟前から南に進みます。こちらのコースは、舗装されていない道を歩くことができます。

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途中、余裕があれば浅間神社に立ち寄ってみましょう!

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時期によってスイセンやアジサイが見られる登山道を下っていくと、第二展望台に着きます。相模湾と二宮の町並みがとても綺麗に見下ろせます。

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第2展望台から登山口までは、いよいよ300段の階段です。
写真のように手すりがあるので歩きやすいですが、混雑時はあまりゆっくり歩いていると渋滞してしまうので、様子を見て道を譲りましょう。

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階段の途中には、休憩スポットもあります。ともしびショップなのはなというお店ではランチ時間に軽食なども提供しているようですが、土日祝日はやっていないようです。

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階段を下り切ったら、ゴールです! ここから二宮駅までは徒歩5分ほど。町営第1駐車場までは徒歩約15分ほどかかります。幼児にとっては、周遊コースはかなり歩きごたえがあったと思いますが、我が家の5歳児は最後まで歩ききることができました。

子連れ登山のアドバイス

吾妻山は舗装路と整備された階段がメインなので、スニーカーで充分登れます。雨が降った時用に雨合羽を持参しましょう。

小さな子どもとの登山でいちばん気になるのは、トイレやおむつ替えの設備があるかどうか。吾妻山山頂の多目的トイレにはおむつ替え台もあるので安心です。そのほか、中里口の東屋の近くにもトイレがあります。また、町営第1駐車場の前にある生涯学習センターラディアンには、トイレやおむつ替え台があり、頼めば授乳室も提供してくれるそうです。

また、小さい子どもは、水分と栄養をこまめに補給しないと途端に歩けなくなります。「疲れた」「お腹空いた」と言い出す前に休憩するくらいでちょうどいいです。駅前にはコンビニ、山頂には自販機がありますが、いつでも補給できるよう飲み物と食べ物は持参すると安心です。立ち止まって口に入れられるようなおやつ(チョコレートなど)もポケットに忍ばせておくのがおすすめです。

まとめ

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神奈川県二宮町の吾妻山はいかがでしたか?
超低山ながら、自然・展望・神社・お花畑など見どころが多く、子どもが喜ぶ遊具もあって、登山超初心者や家族連れにぴったりです。
コロナ禍でいろいろと制約はありますが、近所の人が運動がてら歩くだけなら問題ないと個人的には思います。ただし出かける際はしっかりと感染症対策を取ることと、ケガなどをしないよう、いつも以上に気を付けましょう!

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