旅を始める理由

岩手県在住で、もうすぐ３０歳です。
地元のケーブルテレビで５年間働き、この春、転職のために会社を退職。
人生の舵を切ったタイミングで、念願のヨーロッパ周遊に行くことにしました。

最終目的地はサハラ砂漠

高校卒業後くらいからサハラ砂漠に行くことは決めていた。
高校生の時に読んでいた小説の中にサハラの記述があったことや
写真で見た砂漠の美しさに惹かれたのが大きな理由だと思う。

高校３年生あたりは、かなり気持ちが落ち込んでいた時期で、
引きこもりながら色々な小説やら雑誌を読み漁っていて、
サハラに関する小説にはそこらへんで出会った。

小説のざっくりした内容は、
とある日本人青年が亡くなり、彼の遺灰をサハラ砂漠に散骨するため、
家族や幼馴染たちがヨーロッパからサハラ砂漠に旅するといったもの。

物語の出来も良いんだけど、特に印象に残ったのは、やはり砂漠での場面だった。
「周り一面が砂に囲まれた世界は、生命の気配を感じさせない静寂で、
砂の音のみが聞こえる」みたいな文章に、当時はとても感じるものがあった。

それから嫌なムードだった高校生活から脱出して、大学生・社会人のときに、
アメリカやオーストラリアにバックパックや留学をした。
たくさんの出会いや経験が大きく自分自身を成長させてくれたと思う。

旅の進め方

サハラ砂漠に行く、という目的で始める旅は、イギリスからスタート予定。
バックパックや留学して以来、ヨーロッパ各国をはじめ、海外の文化や景観に
興味を引かれていたこともあり、イギリスから南下することにした。

前職では、記者兼カメラマンとして地元メディアで働いていたから、
旅のさまざまなシーンで、映像と写真を撮っていきたいと思う。
時間に囚われずに、じっくり好き放題撮影できる喜びを噛み締める。

最近は、社会人として、報道の端くれとして、
働き方や生き方を考えさせられる場面がとても多くあった。
これは身近な生活とともに、政治についても少なからず疑問を呈した。

旅の中では、グーグルマップにつけた約１００箇所の行きたい場所を巡りつつ、
現地のライフスタイルや働き方など、様々なものも見ていきたい。
趣味のギター、音楽、写真関連も忘れないように。

そして、旅の醍醐味である「人との出会い」は大事にしたい。
これまでの旅でもたくさんの良い巡り合わせがあったし、
積極的に人と関わっていきたい。

最後に

これまで旅の動機や予定を書いてきたけど、結局は出たとこ勝負。
誰かと出逢って、楽しことを見つけたら寄り道するのもアリだし、
予算とその場のノリ次第で、ルートは無限大になる。

おわり