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パリ編③〜サントシャペル〜
これからの旅のルートに悩みつつもパリの街をゆく。少しお腹の調子が悪いけど、全然ひどくないので、パリ中心部シテ島周辺をを巡った。
サント・シャペル教会
ただひたすらに美しい、そんな感想しか出てこなかった。
この日は、初めにパリの中心部・シテ島にあるゴシック建築の教会堂「サントシャペル教会」へ。事前に予約していなかったので、途中で挫けそうになるほど長い行列を1時間並んで教会内に入った。
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1階部分に入ると確かに美しく見応えがあるものの、長い行列を並んだ後なので、「え、これだけ?」と少し困惑。一通り見学してみると2階に続く道があり、自分の早合点で危うく見逃すところだったと反省した。
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薄暗くて狭い階段を登っていくと、紫を基調とした色鮮やかなステンドグランスが視界を一面覆い尽くす。
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ただ圧倒される。
全く別世界に連れてこられたような気分になり、息をするのも忘れて少し苦しい。この圧倒的な鮮やかさの前では、圧迫感さえ感じる。嫌な気はしない。
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スマホで撮っても、一眼で撮っても、この景色はただただ異質すぎる。被写体としての力が強すぎて、どう撮っても美しく見えてしまう。それほど凄まじい。
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長い間待った甲斐があった。
ノートルダム大聖堂
修復中だったから本当の良さが分からない
サントシャペル教会の目の前には、「ノートルダム大聖堂」があった。火災になったことは知っていたけど、修復中の姿を見ると痛ましいなと思った。
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本来の姿を見れなかったことも残念だし、見に行ったのに大して関心を持てなかったことが特に勿体無いなと感じた。
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パリでハンバーガー
地元のものを食えよと言われてもしょうがない。
ノートルダム大聖堂を鑑賞した後、適当にその辺の通りをぶらぶら。ランチは何にしようかな、と歩いているとハンバーガーショップを見つけてしまう。
パリに来てまでハンバーガーかよ。
と自分でも思ったけど、見つけてしまったものは仕方ない。もうハンバーガーの口になっちゃってるし。
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店内では、チャーミングなお姉さんが、俺のたどたどしいフランス語での注文を丁寧に聞いてくれた。帰り際に実は英語もしゃべれたことを知り、お姉さんへの好感度がさらに上がった。
ポンピドゥ・センター
押し寄せる現代アートたち
斬新なデザインが特徴の「ポンピドゥ・センター」。広い館内には、ものすごい数の現代芸術や現代アートが展示されている。
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現代アートコーナーには、日本を題材にした写真や動画のプロジェクトもあり、いろいろな国の人たちが興味津々といった感じで作品たちを眺めていた。
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確か作者は、日本人ではなく、アジア系の人だったと思う。日本にゆかりあるような経歴が書いてあった気がするけど、作品を見てみるとなんとなく日本人にはない視点で描かれているように感じた。
ただ一コマの日本
同じでもこんなに違うの・・・
この辺の通りを適当に歩いていると、ふと見慣れたお店が目の前に現れた。
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なんて爽やかな「ブックオフ」。
SNSに投稿したら、友達から「写真をくれ」とせがまれた。
日本では、リサイクルショップ的な印象が強いけど、こちらでは立派な古本屋といった佇まい。おしゃれなパリジャンたちが、楽しそうに本を眺めている様子が気に入った。
パリ市庁舎
こんなに洒落たお役所は初めてだ
ちょっとしたお城のような建物「パリ市庁舎」も見学。本当にここで役所の人が働いているのか疑問に思うくらいクールな建物だと思う。
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建物の前には、オリンピックのシンボルや垂れ幕がかかっていて、たくさんの人たちが正面から写真を撮影していた。
市庁舎のすぐ前には、なんとメリーゴーランドが。
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これにはとても驚いた。どういう意図でここにあるんだろうと日本人的な考えが出てきたので、そういった考えを頭からすぐさま追い出した。
あとがき
このときはパリに滞在して4日目で街を観光する傍ら、これからどういうルートで旅しようかなと迷っていた。
すでに電車で旅をしていくことは決めていたので、ちょうどこの日の夜、ヨーロッパ全域の電車が一定期間乗り放題になる「ユーレイルパス」を購入。
※ユーレイルパスは、国鉄などの電車がのり放題になるらしいけど、高速鉄道など一部予約が必要なものについては、別途料金が取られるし、予約が必要だった。
この旅では、期間内に10日乗り放題になるプランを選択し、フランスからスペインまでの旅を快適に進めることができた。正直もっと早く買っていてもよかったなと思いつつも、効率や快適さが全てではないと思うので、良い選択だったと思う。
この頃には、少し野菜不足を感じて積極的に野菜を摂取。しかし、生野菜のサラダは、結構お腹への負担が大きことに気づき始める。
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海外旅行は、野菜不足との戦い。
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