青空文庫などリンク集◆太宰治の抱腹絶倒作品◆文学マニア必見

はいはい、毎度おなじみ20年寝太郎こと悪意表出ソムリエだす。

今回は単なるリンク集を、1本の記事にまとめてみたよ。

◆青空文庫◆リンク集◆
◇太宰治◇黄村先生シリーズ◇

・黄村先生言行録
初出 文学界 1943年1月

https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card287.html

・花吹雪
初出 単行本発表 1943年5月あたりに執筆されたと類推される。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card1582.html

・不審庵
初出 単行本発表 1943年9月頃に執筆されたと類推される。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card1583.html

◆太宰治の黄村先生シリーズに関する論文◆
◇太宰治文学における黄村先生の位置◇米田幸代◇
◇リンク先URLは縦書き論文のPDFです◇

http://doshishakokubun.koj.jp/koj_pdfs/04903.pdf

◆単行本情報◆
◇みすず書房の本◇太宰治滑稽小説集◇

https://www.msz.co.jp/book/detail/04838/

◆オマケ感想文◆

太宰治に同業の師匠(恐らく井伏鱒二先生あたり)をおちょくるセンスがあったのは、不幸中の幸いと見て構わないと思うよ、国文科卒のワイの目線から云うとしてもさ。
太宰治の生き路が陰惨な体験の一色で埋め尽くされていたんでは、当人の救いが無さすぎるでしょうよ。
思い起こしちゃチビチビ執筆しつつ、自分でも腹抱えて大爆笑してたんだろうなー等と脳内再生するだに、太宰治の精神生活は意外と豊かで楽しい健康的な面もあったんでないかと想像できる。

ワイらは中学国語の教科書にて「走れメロス」や「津軽」の太宰治を知るが、その後に他の作品まで手を出す者は陰惨な作品に触れて厭な気分になり、太宰治を陰鬱厨二病の反面教師と定めるのが概ね主流かと思われる。

ワイは高校生くらいの頃に本屋の書棚でウッカリと「黄村先生シリーズ」が全部収録された文庫本を見つけてしまい、以降から太宰治に対する見方を軌道修正した事があった。

太宰治の汚名って何なんだろうか、よく知らない者の勝手な思い込みに過ぎないのだろう。

そして、自力で何か深掘りするためにも、視野を広げるためにも、やはり書店の存在は重要なんだなぁー等、つくづく感慨にふけるのでした。

―――

2022年5月12日、夙谷稀しるす。

※以前にも似たような記事をあげたかも知れん、でも重複したって別にいいや。

アテクシは一介のサブカルクソ野郎で結構で御座いますよ。