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【就活留年→外資コンサルが語る】就活留年について

こんにちは!
この度は就活王さんに記事提供のお話をいただいたので、"就活留年"について書いていこうと思います。
まず簡単に自己紹介をさせていただきます。

自己紹介
・所属:私立理系院生(情報系)
・インターン実績:NTTデータ、日本総研、NEC(いずれも複数days)
・内々定:大手コンサルティングファーム2社、ベンチャー1社

就活留年という言葉、聞いたことはあるでしょうか?
本題に入る前に、就活留年とよく混同されがちな就活浪人との違いをはっきりさせつつ、定義を理解していきましょう。

・就活留年•••大学を卒業せず、休学などでわざと留年してもう一度新卒採用に挑むこと
・就活浪人•••大学を一度卒業してから、もう一度就職活動をすること

個人的には、もし可能ならば就活"留年"の方をお勧めします。
一度大学を卒業してしまうと、新卒として雇ってくれない企業もあるからです。

そうなると、既卒として就職活動を進めて行かなくてはなりません。
スキルや実務経験がなくても企業に入社できるのは新卒だけです。
新卒カードをうまく使うためにも、学校を卒業せずに新卒採用に挑む方が良いと思います。

もちろん、学費などの都合もあると思うので、学費を親御様に払ってもらっている方は、よく相談の上決めてください。

「4年の5月なのに内定も持ち駒もない…」「研究が忙しくて就活に専念できない…」という人は、もしかしたら就活留年を考えているかもしれませんね。

そんな人たちに、「もう一度失敗しないための、就活留年時の過ごし方」について書いていこうと思います!

就活留年を考えている人、実際にしている人以外にも参考になる部分は多いと思うので、是非とも読んでみてください!

1:失敗の原因を探る

就活留年をする、ということは何かしら失敗があったはずです。
例えば、「ES添削してもらわずに出したら全然通らなかった」とか「面接で深堀に対応できなかった」とかです。

就活留年をしても、同じ過ちをしてしまったら、元も子もありません。
ですので、まずは「自分がなぜ失敗したのか」という原因を洗い出しましょう。

自分の悪い点に向き合うということは怖いことです。
しかし、ここは自分に言い訳をせず、正直に何が悪かったのかということに真剣に向き合ってください。

「何が原因か分からない」という人は、ES、1次面接、2次以降の面接、最終面接の突破率を計算しましょう。
ESや1次の突破率が7割を切っていたら自己分析、それ以降の面接の通過率が低かった場合は、企業分析や面接時の話し方に問題があることが多いです。

メンターの探し方は後ろの方で紹介しますが、メンターの方に失敗の原因を正直に聞いてみるのも良いでしょう。

2:就活仲間を見つける

就活は情報戦ですが、インターンの優遇情報、本選考の締め切りなどの情報を全て自分で仕入れるのは難しいでしょう。

しかし、同級生は皆就活を終えていると思うので、その情報を同級生に頼ることはできません。
ですので、就活友達を作って情報収集の手段を確保しましょう。

おすすめは、Twitterで「就活アカウント」を作る、または就活コミュニティに属することです。

就活コミュニティですが、以下のようなものがあります。

  1. キャリもも
    https://carimomo-shukatsu.com/
    キャリももは、元多留のポノさんが運営する就活コミュニティです。
    経験豊富なメンターがたくさんいて、メンバー全員で納得内定を目指して頑張れる環境になっています。

  2. irodas SALON
    https://bit.ly/3tQEO4G
    irodas
    SALONでは、メンター制度だけでなくサービスに加入した人向けに無料で社会情勢についてなど就活に役立つ無料の講義を開いております。
    以前は有料だったらしいですが、今は無料で受けることができるそうです。

また、情報収集だけでなく、模擬面接の仲間を見つけることができるのも、大きなメリットだと思います。

個人的に、就活で成功する上で一番大事なことは、模擬面接で、話すことのアウトプット回数を増やすことだと思います。
もちろんプロの方に見てもらうのが一番良いですが、時間が合わなかったりしてたくさん入れられないことが多いです。

面接は、「わかりやすく伝える」ということが一番重要だと思っています。どんなに凄いガクチカ 、研究をしても、伝わらなければ全て無意味です。

相手に話が伝わっているか、という練習はプロの方相手でなくてもできるので、是非模擬面接ができるような知り合いを作りましょう。

3:メンターを見つける

自分の失敗の原因が分かっても、それをうまく修正することができなければまた同じ過ちを繰り返してしまいます。

例えば、「面接で〜という質問に答えられなかったから回答を準備するぞ!」と意気込んでも、その回答が就職活動の場においては良い回答でなかったり、自分の他の質問の回答と矛盾してしまったりする場合もあります。

しかし、自分だけでは、そういったミスには気づかないものです。ですので、ESや想定質問の添削、面接練習をしてくれるメンターを見つけましょう。
メンターの見つけ方ですが、先ほど挙げた就活コミュニティに属す、意外にもいくつかありますので、例を紹介します。

①就職エージェント
就活エージェントは、専属のメンターの方が企業と就活生の間に入り、求人の紹介、面接対策などのサポートを行ってくれるサービスのことです。
有名どころでいうと、先ほど紹介した
irodas SALON(https://bit.ly/3tQEO4G)や
Job-T(https://careeressence.jp/?utm_source=shukatsuking&utm_medium=twitter&utm_campaign=follower&utm_adp=sk)などがあります。

就活生に真摯に寄り添ってくれ、個別相談では自己分析の壁打ちやES添削、面接対策、さらには「今何をすれば良いのかわからない」といった就活の悩み事全般の相談ができます。
またGD練習会や就活セミナーなどのイベントへの参加をすることもできます。

②ビズリーチ 内定者メンター
ビズリーチキャンパスのアプリを使ってOB、OG訪問の申し込みをしている方は多いと思います。
しかし、あまり知られていないのがこの「内定者メンター」のサービスです。
ビズリーチで企業名を検索する欄に「内定者」と入れて検索をかけると出てきます。
これは、就活で良い結果を出した学生の方々が有志でメンターとなっているものです。
すでに現在社会人のメンターの方よりも直近で就活を体験してきた方々であるので、フレッシュな情報を得られるという意味では一番良いサービスかもしれません。

③内定くん(https://applion.jp/iphone/app/1609440573/)
こちらは、最近リリースされたアプリです。
ビズリーチの内定者メンターのように、すでに内定をもらっている内定者と繋がることができます。
サービス内容は人それぞれで、ES添削や面接練習などがありますが、稀にメンターをしてくれる人もいます。
しかし、こちらのサービスはビズリーチと違い、有料であることが多いです。内定者側が価格を設定しているため、料金は人それぞれです。

④Twitterの有料支援サービス
最後にこちらをご紹介します。
Twitterでは、過去に就活無双した方、人事をやっていた方などが有料支援を行っている場合があります。
安くない金額を払わなくてはいけない分、手厚いサービスを受けることができます。
しかし、中には嘘の実績を言っている人もいますので、利用する際はしっかりと情報収集をしましょう。


個人的には、相談できる人は3人くらい見つけた方がよいと考えています。面接のやり方など、人によって大きく変わってくるためです。
複数人相談できる相手を見つけ、それぞれの意見を聞きながら自分に合った就活スタイルを見つけていきましょう。

4:ストレス解消方法を見つける

友人と学年が変わってしまう就活留年では、この問題は地味に重要です。

友達が社会に出る準備をしている中で一人就職活動をするのは精神的にとてもきつく、ストレスを吐き出す方法を見つけなくてはなりません。
孤独との戦いは、想像以上にキツイものになります。

趣味に没頭する以外にも就活の愚痴を話せる相手を見つけたりすると良いでしょう。

5:休学理由を作る

これは全員がやる必要はないと思います。
しかし、面接で「なんで休学したの?」と聞かれたときに「就活に失敗したので…」と答えたくない人もいるでしょう。

そこで、休学の理由作りをするのも1つの手ではあると思います(就活で話すエピソードも作れるし…)。

留学、ビジコンなど色々あると思いますが、おすすめなのは長期インターンシップです。
今はコロナの影響でフルリモートのものも多くあるので、地方の人でも簡単に探すことができます。

ちなみに長期インターンシップを探すならこの「インターンシップガイド(https://mttag.com/s/8wnNGvvsCnY)」がおすすめです。

こちらのサイトでは就活用に開催される短期のインターンシップ情報から、長期インターンに関する情報まで、インターンシップに関する情報は幅広く網羅されていて非常に便利です。

再びになりますが、休学理由を作るというのは全員がやる必要はないと思います。
しかし、休学理由を聞かれることは1回くらいはあると思うので、聞かれたら答えられるように準備しましょう。

外資系企業やIT企業、理系は比較的休学理由を聞かれづらいという話を聞いたことがあるのですが、某デベロッパーを受けた人が泣くまで詰められたという噂も聞いたことがあるので、IT以外の日経大手企業を受ける人は、特に準備しましょう。

休学理由を聞かれた場合の答え方を、実際に就活留年をした人に聞いてみたので、おまけとして紹介します。

おまけ:休学理由は?の回答例

  • 「長期インターンシップに参加するため」
    →「自分のキャリア選択に自信が持てなくなり、一度社会に近い状態で働いて考えようと思った」のように回答したそうです。
    「なぜそのインターンを始めたのか」というのは高確率で聞かれるらしいので、準備した方が良いでしょう。

  • 「コロナ禍で研究ができなかったため」
    →こちらは理系の大学院生の方に聞きました。
    研究するために大学院に行ったのに、研究室に行くことができずにいたので休学したと答えたようです。
    実態は普通に就活失敗しただけらしいです(笑)。

  • 「就職活動に失敗したため」
    →こちらは正直に答えた方です。
    「なぜ失敗したのか」「どのように行動を変えたか」など、詰められてもいいように考えたそうです。

  • 「eスポーツ活動に専念するため」
    →こちらは特殊例ですが、何か力を入れていることがある人は真似できると思います。
    「学生の時間があるときに自分の限界に挑戦したかった」などと言ってアピールすることも出来ますね。

いかがでしたか?
最後になりますが、就活留年をする際の心構えについて話そうかなと思います。

以前Twitterで、「日東駒専レベルで就活留年はやめた方がいいですか?」と質問されたことがあります。
その方には、以下のように回答させていただきました。

「厳しいことを言うようですが、「日東駒専レベルで〜」みたいに少し腰が引けた考えを持っているようだと、就活留年は辞めた方がいいと思います。正直友人が皆社会に出る準備をしてる中一人で就活を進めるのはとてもメンタル的にキツいです。また、日東駒専は、大手に行くには少しハンデを抱えている学歴ではあります。そんな中で自分が納得する就活をするには、志望企業までの道がどんなに遠くても、どんな努力をしてでも自分の目標を達成するという確固たる信念が必要です。 ○○さんの進路に僕が責任を持つことは一切できません。今一度自分と向き合って、本当に努力し切ることが出来るのか、学歴の差なんて関係ないくらいの実力をつける気概があるのか問いかけてみてください。その上で自分で決めるのが良いと思います。」

就活留年は、想像以上に厳しい道です。
「もう一年就活すれば大手余裕でしょ」みたいに軽い考えではなく、きちんと悩んで考えて決めて欲しいなと思います。

今回、「就活留年のメリット、デメリット」を載せようか迷ったのですが、載せなかった理由は、自分で色々調べた上で考えて決めて欲しいと思ったからです。

就活留年を考える人は、就活がうまく行っていない人がほとんどだと思います。
しかし、投げやりにならずに十分考えて、後悔のないようにしましょう。

皆さんの就職活動が良いものになることを願っています。


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