【4000字】これ一本で完成!就活面接完全攻略本
面接は大きく分けて3種類
就活には、個別面談という名の面接や、人事面談や最終面接など様々な面接があります。
しかしながら、それらを就活のフェーズごとに並び替えると「面接には大きく分けて3種類」しか存在しないということがわかります。
その3つとは以下の通りです。
足切り基準面接
能力基準面接
意思基準面接
この3つです。
多くの場合、①足切り基準が一次面接として行われており、②能力基準が二次面接や三次面接、そして③意思基準が最終面接として実施されています。
このように3種類に分けている理由は、企業によって様々だからです。企業によっては二次面接まで足切り面接というところもあれば、一次面接から能力を見られている場合もあります。1時間を超える面接は能力面接だと考えましょう。
それぞれ明確な目的・評価軸に沿って実行されているため、面接対策の方法、何を答えたらいいかも変わってきます。
これを読んでいるあなたはどれくらい意識して、面接によって向き合い方を変えられていますか?
それでは具体的な中身について次の章から説明していきます。
それぞれの面接タイプの目的と評価項目
前章では、面接には大きく分けて3種類あるという話をしました。
それでは、それぞれの特徴と対策についてみていきましょう。
①足切り基準
足切り基準に当たる一次面接の目的は、「多数の応募者の中から、ざっと絞ること」です。
すなわち、
①そもそも身だしなみや話し方に難がある
②会社を志望する理由がない
といった人たちをふるいにかけるための面接になっています。
加えて、一次面接を実施している社員さんの立場としては考えていることは、
「自分の上司に次の面接を実施してもらうために、失礼があっちゃいけない」ということです。
大抵の場合、一次面接はまだ面接や人を評価することに慣れていない新人や現場の社員が担当します。
したがって、主な目的は「人を評価すること」ではなく、評価できる人が評価しやすい人数まで「人数を絞ること」そして「一定の質を担保すること」にあります。
自分の上司にあたる人が次の面接を担当することもしばしばあるので、受け答えのうまくいかない応募者を進めてしまい、上司が困らないようにという気持ちで審査していると想像してください。
したがって、評価基準もそれに沿ったものになります。主に、ネガティブチェックが目的なので、「質問に対して会話が噛み合っていない」や「態度が悪い」といったところを見られていると意識しましょう。
基本的に、内容もESで聞いたような内容の繰り返しになります。なので対策は「アナウンサーのようにミスなく元気にできるか」ということになります。ESに書いた内容を聞かれた時に、ハキハキと話すことができることがゴールです。
②能力基準
能力基準にあたる、二次面接や三次面接の目的は、「会社で配属される職種や社内文化の中で活躍できるスキルや能力があるか判断する」ということです。
プログラミングなどの眼にみえる能力に加え、会社組織の中で実際に働く際に活きるコミュニケーション関連のソフトスキルも含まれます。
それに加えて、面接官が考えていることは、
「現場で活躍できるポテンシャルのある人材を自分のお墨付きで幹部に推薦しよう」といったことです。
一次面接を通った時点で応募者は最低限の身だしなみや所作、会話をしていて問題ないというところはクリアしています。
その上で、二次面接からはその人の能力や資質を見て、この職種でやっていけそうか、自分のチームに入った時に活躍してくれそうか、というところを評価しています。
したがって、評価基準は「その人の強みと職種のマッチ度」「その人の価値観と組織文化のマッチ度」といったところが重要視されます。
その結果、二次面接からは時間設定の長い面接の中で、ESで書いた内容を深掘りするような質問をされたり、応募者の価値観について一貫性のある答えを求められます。対策としては、「価値観と強みに対して自分で深掘りを進めて一貫性のある答えを作ること」になります。
③意思基準
最後は意思基準、最終面接です。ここで主に問われているのは、
「本当にこの会社に入る気があるのか、最後にこれまでの会話で怪しかった箇所をチェックしたい」です。
これまで一次面接を通して、最低限の人柄を確認し、二次面接を通して、会社の仕事や組織に必要な能力/素質を見極めてきました。
つまり、あなたに会社に入りたいという気持ちがあれば、ぜひ内定を出したい人だということです。
しかしながら、内定を辞退する人も一定数います。この数が多いと会社側は何人に内定を出したらいいかわからなくなります。
なので、本気度の高い、入社意思の高い応募者のみを選別して内定を出すのです。
したがって、評価基準は「会社への志望度が高いか」「どのくらい本気で応募してくれているのか」といったことです。
つまり、ここでの対策は主に2つです。①感情的に入社意思を示すこと、そして②論理的にその理由を説明できること、です。
具体的に言えば、態度と言葉で「この会社に入社したい!」ということを伝えた上で、就活における軸が会社の業界/職種、文化といった全体を通して合致しているということを説明するといったことです。
それぞれの面接の違いを意識して、面接対策にも活かしていきましょう!
受かる面接のノウハウ
それでは、具体的にそれぞれのタイプの面接に対してどのような準備をして挑んだらいいかという話をしていきます。
まず、一次面接です。
一次面接は、「ネガティブチェック」が目的なので評価を下げないことが重要です。
身だしなみや言葉遣い、声量のある話し方が好ましいでしょう。
その上で、話す内容として準備することは
ガクチカ(これまでの経験とそこで何を感じたか)
強み(自分の強みとその体験)
就活の軸(なぜこの業界を志望したか)
志望理由(なぜ競合他社ではなく御社なのか)
逆質問(就活の軸や志望理由と一貫性のある質問)
これらの内容を1分くらいで話せるように準備をしておく必要があります。
加えて、質問の回答方法ですが、一次面接は時間が限られていることが多いので、短くまとめると良いでしょう。
つまり、1つの質問に対して、直接的な答えを30秒~1分程度、文章で書くなら150字~200字程度話しましょう。
必要があれば、面接官が加えて質問をすると思うので返答を待ってください。
具体的には、「学生時代頑張ったことを教えてください。」という質問に対して、「まとめ役として〇〇を頑張りました。具体的にはチームを率いて〇〇を達成しました。」程度でまとめます。
次に、二次面接、三次面接に関して説明していきます。
二次面接では、「能力や価値観」を測っていきます。したがって、企業の欲しい人材像、つまり企業の募集している職種にあった強みや企業文化にあった強みと職種や文化にあった価値観であることを表現できることが望ましいです。
また、時間が多く設けられていることも多いので、語れるくらい自分のエピソードや具体的な経験談に厚みを持たせる必要があります。
できるだけ、自分で深掘りを進めて、自分の中での納得度を高めた上で面接に臨みましょう。
最後に、最終面接に関してです。
最終面接では、「入社意思」を測っていきます。したがって、自分の中でこの会社に入社する理由と熱意を固めて臨む必要があります。
あなたはなぜ入社したいと思いましたか?
あなたはどれくらい入社したいですか?
これらの質問に対して自信を持って答えられるように準備をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか!今回は就活の面接が3種類あるというテーマで語っていきました。それは、
足切り基準面接
能力基準面接
意思基準面接
の3つです。
それぞれ目的も違えば、対策の方法も違うということで、今まで対策を間違えていたという方もいたのではないでしょうか。
就活の面接に対して新しい知識が1つでもあったら幸いです。
また書きますね!
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