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【ノンストレス就活】最大効率で無駄のない就活最短ルート【5000字】

「新卒就活はつらいものだ。」
という考え方が日本型就活の定説のようになっているように感じられます。
実際、私自身、圧迫面接のような形で面接中に詰められたり、
理由も明かされない不合格や、サイレントお祈りをされたことで酷く傷つき自暴自棄になった経験があります。
「気にし過ぎだ。」という人もいると思いますが、人生の大きな分岐点である新卒の就活をルールもわからずしなければならない怖さを感じる就活生は少なくないと感じます。
果たして、多大なストレスと抱えながら暗闇を進まなければいけないこの就活の現状は健全だと言えるのでしょうか。
私は声を大にして「NO!」と言いたいです。
そんな苦しみながら、70社調べ、63社受験した私だからこそ言える新しい「ストレスレスな就活」についてまとめました。
今苦しんでいる方今後のために知っておきたい方に届きますように。


筆者について

初めまして、就活戦略家のすんと申します。
現在は、外資系のIT企業でソフトウェアエンジニアとして仕事をしています。この記事を書くに至った経緯は大きく分けて2つあります。

  • 自分が新卒就活で経験した苦しみや無駄な努力から読者を解放したい

  • キャリアアドバイザーとして1年間勤めた経験をまとめ、世に広めたい

実際私自身、新卒で就活をしていた時には、大きな挫折も経験しました。さらには60社以上応募し、試行錯誤した結果、目標であった戦略コンサルタント職、外資系IT企業の内定を獲得することができました。

また、就活を終えた後は、キャリアアドバイザーとして従事し、20人以上の学生の就活をサポートしました。

私の経験にある、「新卒就活で試行錯誤したこと」「20人以上の学生に対して一人一人に合ったサポートをしてきたこと」から多くの方にとって有益な情報を今回提供できると考え、記事を執筆することになりました。

就活の現状と課題

まず、「就活」についてそこまで詳しくない方もいると思うので、就活の現状について語ります。
大まかに抑えるべき就活のマイルストーンは、大学3年生の夏大学4年生の3月です。

まず、2021年までの間、経団連によって就活のルールが定められていました。それは、「大学4年生の3月から新卒の採用活動を始める」というものです。
しかしながら、経団連に参加していない外資系企業やベンチャーは早くから採用を開始できること、インターンシップといった直接就活には関係ないが就活に有利になる機会の多様化が進んだことによって、廃止されました。

また、通称サマーインターンと呼ばれる職業体験を大学3年生の夏休み中に実施することが一般的になりました。サマーインターンに参加することによって特別ルートに案内され、本選考は最終面接のみということも珍しくありません。

次に、「就活の課題」についてです。
現行の新卒就活には、2つの大きな課題があります。

①学生間の情報格差
②学生の精神的負荷の高さ

私自身、アドバイザーをしていて、学生ごとの情報量の違いに驚くことが多いです。「早く知っていればこんなことにはならなかったのに。」「早くから動き出している学生もいれば、本選考直前なのにまだ何も知らない経験したことがない。」というケースもしばしばです。
そもそも、「ポテンシャル採用」という特色のある日本型新卒採用では、「情報感度」といった漠然としたものでさえ、評価の対象になり得ます。
したがって、こんなに力がある学生がなんで不合格?!といったことがよく起こるのです。

そして、一番のイシューだと考えるのが「精神的負荷の高さ」です。調査によると100人中半分以上の学生が「就活中にうつの症状を自覚している」と答えています。

(引用: 株式会社ABABA調査)

仮説ですが、自身の経験と担当していた学生の話から、これら複数の要因が絡み合うことでこの現象が起きていると考えています。

  • 就活の作法がわからないことによる不安 (情報格差)

  • 明確な理由が明かされない不合格通知 (評価の不透明性)

  • 周りとの比較 / 理想との比較

  • 不条理な圧迫面接

これらの要素には、人の自信を喪失させる原因人のモチベーションを下げる要因が散りばめられています。
世の就活生たちは、当初持ち合わせていた自信を折られ、努力する動機を無くし、しかしながら、就活をやらなければいけないジレンマに陥る中で気を病んでいるのだと思います。

結局就活に向き合うしかない。が、過度なプレッシャーからは避けたい。

前項で語ったように、現状の就活には多くの課題があります。
しかしながら、「現実問題、就活を避けることは難しい。」というのが本音です。
なぜなら、大抵の場合自分が就職したい会社は新卒を求めているし、スキルが必要な中途と比べ新卒の方が入社できる確率は高いからです。
したがって、目を逸らすことのできない就活に対して、課題となっている要素をできる限り薄め、「就活に向き合ってもいいかな」と思えるような方法を後述して参りたいと思います。
私自身、人生で1番の挫折とも言える経験をした就活で、満足いくような結果に終われたのはこの方法を見つけられたからです。
この方法を手にすることで、多くの人が抑圧的な就活から解放されることを祈っています。

思考の転換が必要

まず先ほど、就活には大きく分けて4つ、うつ状態にさせる要因があると話しました。それは以下の4つです。

  1. 就活の作法がわからないことによる不安 (情報格差)

  2. 明確な理由が明かされない不合格通知 (評価の不透明性)

  3. 周りとの比較 / 理想との比較

  4. 不条理な圧迫面接

これらの課題が複雑に絡み合うことで、就活生は自己コントロール感が不足し、①努力の仕方がわからないからモチベーションがない②自分の魅力/価値がない、と感じてしまいます。

課題①の情報格差課題②の圧迫面接に関しては、知識の問題なので、「知ること」で解決することができます。この情報に関しては、最後におすすめ記事としてまとめておくのでそちらから参照ください。

  • 自己分析

  • 企業分析

  • ESの書き方

  • 一次面接の勝ち方

  • 複数回面接の勝ち方

  • 最終面接の勝ち方

残りの課題②の不透明な評価、課題③の周りや理想と比較、これらが要因となりストレスフルな就活が存在しています。これらの課題を解決するには、「2つの思考の転換」が必要です。

  • 企業の面接は機械的に判断しているだけで人間性を見ている訳ではない。

  • 1つの会社というのは自分が行きたい業界/職種に就くためのただの数字に過ぎない

まず1つ目の思考の転換ですが、「企業は人間性を適切に判断できていません」。
なぜなら、もし企業が適切に就活生の人間性を判断できるのであれば、どれだけ就活生が就活のルールを理解し、面接の対策をしても合格率が上昇するなんてことは起きないからです。
実際、面接対策やESの対策をすると合格率が上昇します。
したがって、企業が行う選考は本当の意味で応募者の潜在能力を問う「ポテンシャル判定試験」ではなく、試験対策が可能な「自由記述テスト」ということです。

試験対策が可能ということはどういうことでしょうか。それは、「評価項目」があり、試験官は点数をつけているだけだということです。
すなわち、センター試験と同じように、自分が苦手な科目の試験対策をすることで成功することができるようになります。
したがって、合格/不合格通知を受け取り(しばしば不合格通知もないサイレント不合格がありますが)一喜一憂するよりもはるかに、合格率を管理し不合格となった課題を分析する方が何倍も意味があるということです。

また、数値を管理し始めると周りとの比較が無意味になります。人間性や能力ではなく、ただ就活における経験や知識によって差がついていることに気がつくからです。

思考の転換①
「企業は人間性を評価できない。数字で選考の課題を分析しよう」

次に2つ目の思考の転換です。それは、「会社は自分の目的(業界/職種)を達成するための数字に過ぎない」ということです。
中には、この会社に行きたいという強いこだわりがあるという人もいるでしょう。しかし残念ながら、限られた時間の中で抽象的な評価を下すポテンシャル採用では、確率で決まってしまう要素が少なくありません。(誰が面接官なのか、自分が強い思い入れのあるエピソードに付いて聞かれたか、など)

したがって、「1つの会社に絞って就活を終えるという戦略」は就活を満足感高く終えるための戦略として効果的な戦略とは言えません。
また、2つの視点を追加することによって1つの会社にこだわる意味が限りなく薄くなります。

1つ目は、「転職」です。ある程度、確率の面が拭えない新卒就活と違って、「転職」では、経験値スキルが評価されます。
したがって、どの業界でどのスキルを使った仕事を何年していたかが重要になります。すなわち、新卒では業界職種さえ自分に見合わないものでなければ転職で不利にはならないということです。
もし、1つの会社に行きたい場合でも、業界と職種さえ合っていれば、転職でその会社に勤めるチャンスもあるでしょう。

2つ目は、「会社にアイデンティティはない」という視点です。そもそも会社の成り立ちは、そこに市場があるからビジネスが生まれて、それを運用する会社が必要だからできたという形です。
すると、独占は禁止されているので、同じ業界に複数の会社がひしめくことになります。
するとどうでしょう。「唯一特別な会社」というものは基本的になくなりませんか?(新しい市場を切り開くと最初はオンリーワンになれるかもしれないが徐々に類似の会社が生まれる)
また、会社に入社する動機を広く定義すると「あなたの欲求/目的を達成すること」になります。(給与が欲しい、こんなスキルを得たい、この仕事がしたい、など)
したがって、会社「目的達成のツール」にすぎず、かつ「同じ目的を達成できる企業が複数ある」ということです。
つまり、業界職種福利厚生など、方向性が合っている会社は必ず複数あるはずだということです。

思考の転換②「企業は自分の目的を達成するための数字に過ぎない」

【プレゼント】就活管理ツール

今回は、購読してくださった読者の皆様のために、「就活管理ツール」をプレゼントします。
このツールは、「ストレスレス就活」を実現するためのエッセンスを注ぎ込んだツールです。企業を数値として見て、就活をテストとして割り切ってできるようになるためのツールとしてご活用ください。

使い方:

  1. リンクを開く

  2. Googleアカウントにログイン

  3. 左上の「ファイル」から「自分用にコピーを作成」

  4. 【選考管理】タブで今まで受けた&これから受ける企業を記入▶︎自動で【打率計算】タブに反映

  5. 【打率計算】タブで現状の選考突破率を計算

  6. 自分の苦手な選考を対策する

まとめとおすすめ記事

まずは、この記事をご購入、ご購読していただきありがとうございました。
この記事では、

  • 就活の現状と課題

  • ストレスレスな就活の実現方法

  • その方法を体現したツールの使い方

について解説しました。
現状の新卒就活は、①情報格差、②不透明な評価、③理想や周りとの比較、④圧迫面接、によって「ストレスフルな就活」になっています。

これを解決するには、まず情報を取得することです。知識を獲得することによって、就活というものがどういったルールの元、評価/運用されているのかわかるようになります。もし、まだ理解できていないという方は以下の記事をご覧ください。

  • 自己分析

  • 企業分析

  • ESの書き方

  • 一次面接の勝ち方

  • 複数回面接の勝ち方

  • 最終面接の勝ち方

しかしながら、知識だけでは「ストレスレス就活」には不十分です。思考の転換が必須になります。

  • 企業は人間性/能力を正しく評価できない

  • 会社は自分の目標を達成する数字に過ぎない

比較評価の不透明性を通じて、人は著しくモチベーションを削がれ、自信を無くします。しかしながら、対策可能な試験である新卒就活は合格率を上げていくゲームであり、他人との比較もゲーム上のやり込み度合いの違いでしかありません。また、実質的に個人の目的達成のツールでもある会社は類似した企業が存在するという性質から複数社併願される数字に過ぎません。

このように、「ストレスレス就活」では、企業を①内定を獲得するための数値目標②個人的な目的を達成するための数値、に置き換えることで就活の過度なストレスから身を守ることができる方法をお伝えしました。

今後も、加筆/修正を重ね新しい情報も踏まえた解決策にブラッシュアップして参ります。
こんな記事を書いて欲しいといったリクエストもお待ちしております。
ご一読いただきありがとうございました。

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