見出し画像

日経新聞はなぜ読んだ方が良いと言われるの!?

※当記事は約5分で読めます【約2,000文字】

1. 日経新聞は読んだ方がいい!?

大学生になって一人暮らししてると、良くポストに日経新聞試し読みのチラシなんかが入っていたりします。

そして、就職活動において「日経新聞は読んでおいた方がいい」と漠然と耳にすることもあるのではないでしょうか。

就活生からも実際に、

・「日経新聞ってどこを読んだらいいの?」
・「どのように日経新聞は読むべき?」
・「そもそも日経新聞って読んだ方が良いの?」

と質問を受けることがあります。

読むか、読まないかだと「読んだ方がいい」という回答になります。

また、なぜ「日経新聞」なのかという点については、

「日本経済新聞」=「日本の経済に関して載せている新聞」

であるため、日本経済を知るには適しているという回答になります。もちろん外資系企業(特に外資金融)とかだと「The New York Times」も読んだ方がいいです。

ただ実際には、意味のある読み方とそうでない読み方があると思っています。

2. 日経新聞を有意義に読むために必要な目線

日経新聞に限らず、情報をキャッチするにあたって、『目的意識を持つ』ことが非常に重要です。

正直、それが無ければ、読んでも知識として蓄積しないため、就職活動においては全く活きてこないと考えています。

では、就職活動において、どういった目的をもって読むべきでしょうか。
就職活動では、企業の人事および役員によって選考が実施されます。
つまり、その点について考えるとき、企業側の目線が大切となります。

特に、企業側の目線として、

・経営者の目線(=事業目線)
・志望職種における目線(=現場目線)

この2点を意識すると良いでしょう。

3. 日経新聞でどんな知識を得るべきか!?

上記で2つの目線をご紹介しましたが、目線別にどんな観点で情報をインプットするべきか例を挙げたいと思います。

①経営者の目線(=事業目線)

市場(経済)の状況によって、属している業界にどのような影響を与えるのか、そしてその影響に対して対策を打つべきなのかを考え、日常の事業戦略などに組み入れます。
良い情報があれば、先んじて市場を抑える動き(業務提携や新規事業、積極的な営業活動等)、良くないときは「選択と集中(仕入れの調整等)」をするなど、そういった具体的な事業戦略にまで落とし込みます。

②志望職種の目線(=現場目線)

営業職を例に挙げると、同じ企業(事業)に勤めている限り、見ている情報は経営者の目線と変わらないですが、自身の所属している事業部が販売しているサービスにどのような影響が及ぶのかという、もう少し現場目線となってきます。
もちろん、これは当事者意識を持っているからに他なりません。
そういった情報を元に、今月割引キャンペーンをして顧客を増やせそうか等、営業戦略として活かしていきます。

このような2つの目線で情報をキャッチしていくことで、「志望業界における深い見解」や、職種において「入社後実現したいこと」など、より具体的なイメージが出来るようになってきます。

4. 日経新聞の知識は具体的に選考のどの部分で活かされる!?

具体的に選考の場面に当てはめると、

・志望動機の応用【エントリーシートや面接】
・具体的かつクリティカルなビジネス目線での逆質問【面接】

上記のような場面で日経新聞の知識は活きてくると考えられます。

あくまでも応用力に繋がるもので、エントリーシートや面接、逆質問においてインパクトのある印象を企業側に与えることができるため、他学生との差別化になり、高い評価を得るという結果に繋がる可能性があります。

5. その他知識向上のおススメ方法

日経新聞のほかにも、お伝えしたような目線を持つために、市場を知るうってつけの訓練方法があります。

・株の売買

まずは、株の売買はイチオシです。
株の売買を当事者としてやり始めると、色々な市場(経済)の動きが気になり、自然と知識の点と点を結びつけるような思考の巡らせ方をするようになります。
そうすることで、経営者に近い目線が備わってきます。
目的としては、市場の知識を持つことなので、金額に関しては正直そんなにかけなくていいです。0円でもいいですが、実際に売買することで、当事者意識が芽生え知識の吸収スピードがアップするので、少しでも実際にやってみるのをお勧めします。

・ニュースの流し見

活字を読むのが苦手な人は、朝とか夜のニュースをテレビとかで見る習慣をつけるだけでも十分です。
それだけでも、一日のトピックを吸収することができるので、自分が無理なく続けられる方法を探すと良いでしょう。

6. まとめ

以上のように、日経新聞を読むのであれば、就職活動における目的を意識して向き合うようにしてみてください。
そうすることで、蓄積される知識の質が変わり、その知識が点と点で結びついていく感覚を得ることが出来るようになります。
そうなっていくことで、実際に選考においても自分の見解として述べるというレベルまで発展して、深い知見を持っているという印象に繋がります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?