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株の運用は就活対策として最適!?

※当記事は約6分で読めます【約2,400文字】

1. なぜ株の運用が就活対策に最適なのか

「株の運用は就活対策として最適である。」

このように考えるのは、私自身の経験に基づくものですが、私のその他の経験と比較してもそのように感じるため、信ぴょう性が高いと思います。

私自身も勉強という意味で、もっと早くに株の運用に片足を突っ込むべきだったなと思うくらいです。

ちなみに、私の経歴(経験)の一部を列挙しますと以下のようになります。

・NPO法人立ち上げ
・コンサルティングファーム
・人材ベンチャー
・ITベンチャー
・起業後の経営
・他社の事業立ち上げにおけるコンサルティング
・他社の採用部門におけるコンサルティング
・株の運用

これらの経験の中で、「株の運用」が最も、経済全体の流れを理解することに繋がった実感があります

もちろん他の経歴でも様々な経験値はたまりましたが、考え方としてその時々の立ち位置(視点)がポイントだったと思います。

他の経験では、自分自身がある特定の業界や業種に属しているため、どうしてもその視点から関連する業界や業種の理解をします。

そのため、フラットに客観的視点で業界全体を見渡すことは困難でした。

ちなみに、コンサルティングファームは業界に制限なく顧客がいるんじゃないかと思うかもしれません。

しかし、コンサルタントとして自分自身が実際に関わるのは、アサインされたプロジェクトの顧客であるため、その業界には詳しくなりますが、アサインの数に依存し、網羅的に理解することはコンサルティングファームにおいても困難です。

そもそもこの選択は学生の時に経験できる選択肢には入ってこないですが、こういった経験と比較しても「株の運用」は、業界理解に優れているということが重要です。

つまり、「株の運用」は他の経験と違い、

唯一フラットに客観的な視点で、かつ当事者意識をもって業界全体を見渡すことができる経験である

ということです。

2. 投資の中でも株がいい?

ここまで、

「株の運用が就活対策として最適である」

ということを述べてきましたが、

なぜ投資という言い方をせずに、株の運用ということを言っているかというと、あくまでも経済全体の流れをつかむことによる業界理解を目的としているからです。

つまりは就活対策というテーマに沿って考えたとき、株の運用が最も有効だと考えています。

その他、債券や外貨、仮想通貨など投資には様々ありますが、企業の株に注目することが就職活動における業界研究や企業研究と最も相関性が高いことは説明するまでもないと思います。

3. 日本株と米国株

株と言っても、日本株の他にも米国株などもありますが、基本的には日本株の運用のみで問題ないです。

日本の株は米国株の流れに連動することが多いですが、日本の株を気にするにあたって、世界経済のニュースにも目を向けることになるため、わざわざ、米国株を運用することは必要ないかと思います。

しかし、外資系企業や海外との取引を中心としているような商社など、特に外資金融は例外となるため、自分自身が志望している業界や企業が関連する範囲で判断すると良いでしょう。

ちなみに、外資でもGoogleやAmazonにエントリーする場合、本社(アメリカ)採用を狙うとかでなければ、日本株の運用のみで勉強という意味では事足ります。

4. 世界経済にも注目するべき

前述で、日本株を運用するにしても、世界経済のニュースにも目を向けることになるといったように、当然ながら、日本株は世界の大きな流れに連動します。

そのため、自身が志望している業界にどのような影響を及ぼす可能性があるのかといった視点で、世界のニュースについても触れてみてください

例えば、「ウクライナへのロシア侵攻」による原油や小麦価格の暴騰なども、私たちの日常にまで影響を及ぼしています。

戦争という観点での原油需給によるガソリン代の高騰もそうですが、ロシアが小麦の輸出国として大きな役割を果たしていたため、地元の蕎麦屋さんとかのお店の仕入れやスーパーに並んでいる商品の価格なんかにも影響してきます。

身近な日常生活においても影響が出ているということは、もう少し大きな規模である企業においてはさらに大きな影響が及んでいる可能性が高いです。

これらを理解したうえで、業界の今後の展望や、未来に備えた各企業の成長戦略などを知ると今まで以上に理解が深まります。

5. コロナ感染防止対策も違った視点で見えてくる

コロナ感染防止対策において、緊急事態宣言や蔓延防止対策などが施行される際、感染者抑制と同時に、経済面における影響についてもよく議題に挙がっています。

この経済面という側面においても、経済の流れの理解が進むと、より具体性を帯びた実感として理解が出来るようになります。

これも、やはり当事者意識として企業を見るということに起因しています。

企業の経営者と同じとは言えずとも、近い視点で業界や企業を考えるきっかけになるのが、株の運用です。

実際に、購入するとその企業の成長が日々気になるようになります。

そうして、その要因となる企業の体制や成長戦略、また外部要因としての経済的な流れなど一つ一つの点の理解が、気づいたときには線となり面となり、絵として理解できるようになっていきます。

このようなことから、業界理解のテーマとして、最適なのが株の運用だと私は考えています。

6. まとめ

以上のように、株の運用をきっかけに、客観的な視点で、かつ当事者意識を持つことによって、企業の実態が表面上だけではなく、本質的に見えてくるようになります。

このことが、業界研究や企業研究という就活生が通る過程において、インプットの質をはるかに大きく変え、その結果、選考におけるアウトプットの質にも大きく影響してきます

これらを理解したうえで、志望動機を語れる人は極わずかではありますが、だからこそ、企業側からしても、説得力があり、目を引くことは間違いないです。

まだ経験値をためる余裕がある方は、是非株の運用をしてみることをお勧めします。

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