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得意技は「ペース配分」です。

先週末、10キロレースに参加しました。

東京は江戸川、荒川河川敷の片道2.5Kmコース(往復5Km)を2周するというものです。レースと言っても、前々日に登録したもので、同じ10キロレースに参加した方は20名程度。近所の公園を10Kmもくもくと走るのと比較して、誰かと一緒に走りたいと思ってのエントリーでした。

そもそも今なぜ走っているかと言うと、自分が所属しているカヌー倶楽部のみんなが11月に「江東シーサイドマラソン(の10キロ部門)」に参加するのですが、私も一緒に参加することなったのが理由です。実は私にとってはこの「江東シーサイドマラソン」は過去2回目の出場であり、以前参加したのは15年ほど前で、私は20代でした。だいぶ練習して私は41分くらいで走ったのですが、その時一緒に参加した会社の大先輩であり元上司と先日数年ぶりにお会いして会話したら、同じく41分台で走ったということ、そして当時その先輩は46歳だったという事実を知りました。

当時よりも10キロほど体重も増加して、日々痛風の薬を飲んでいるような私ですが、この事実には震え立つものがありました。15年前の自分とも戦っているのですが、その大先輩にも負けたくない思いが沸き上がりました。先輩は特段マラソンなど長距離走が得意なわけではありませんで、この時、かわいがってくれていた後輩であり部下である私と競い合うのが楽しかったとのことでめちゃくちゃ無理したよ、と。その年以降特に走ってもいないよ、とのことでした。

久々に走ってみた私ですが、そもそも10キロ走ることもできず、ようやく走るのに慣れてからも1キロ6分を切れません。そんなところからスタートして数か月。ようやく10キロ60分を切り、その後、55分を切り、ようやく冒頭に申し上げた週末のレースで51分を切りました。あと10分です。。遠い。

何が言いたいかと言いますと、この競技「ペース配分」が重要と言うこと。

私は一度、その速度で長い距離を走れる体を作った後は、例えば、10キロ、20キロ(それ以上は経験ありません)であれば比較的正確(±5秒未満)に1キロ同じペースで走り続けることができます。ですので、そのペースで走れる練習をしっかりして、本番はあまり苦しまないで走る(最後余裕を持ってペースアップして苦しめる余地を残す)のが自分自身の王道です。

1キロ5分ペースで走り続ければ、10キロ50分で走ることができるわけですが、周りの人のペースに引っ張られて、最初の1キロを4分半など早過ぎるペースで走るとその後が持ちません。必ず後半にバテテしまいます。10キロ通じて同じペースで走れる体に準備すること。そして、いかに自分のペースを守り抜くか。これに尽きます。前半4分で5キロ走ると20分(もし後半5分ペースで走ると25分ですので合計45分!?)ですが、そうすると後半5キロは5分ペースで走ることはできず、おそらくキロ7~8分で走るのも地獄の苦しみに変わります。

私はハーフマラソンに出るのにハマった時期もありますが、ハーフマラソンにおいても上記のセオリーは一緒でした。ちなみに一度だけフルマラソンにでたことがありますが、上記を守れず(練習不足もありますが)、後半歩いてしまいました。

何度も仕事に結びつけて考えれば良いというものでもないでしょうが、私の場合、この「ペース配分」は実はずーっと自分の生活を支えてきているような気がします。

中学生のころ、テスト勉強なるものがスタートした頃、勉強初日はテスト前日までの計画を立てることだけして眠ってしまっていました。また、日々の勉強においても、「オーバーワークは良くない」などと自分に言い聞かせて、「それ以上やらない」「決まった時間眠る」ということを何より大事にしていました。

それと関係するかどうかわかりませんが、その後の社会人生活でも、計画を立てる、目標を立てたら、極力一定のペースで走る、毎日眠る、ということは大事にしているような気がします。超多忙なコンサルティングファームを退職したのは、「毎日決まった時間眠ることができなくなったから」というのもとても大きな理由でした。それは=一定のパフォーマンス(顧客の期待を超える意味合いも含む)を出すことが難しくなった、とも言えると感じていました。

「得意技はペース配分です」

何て言いますと、なんともつまらない人間の様にも聞こえます。時には後先を考えずに振り切ってみよ、と言いたくもなります笑。ですが、私は爆発力はありません、地道にコツコツ亀さんタイプなんだと思います。

ところで、キロ5分で走れるようになった今、次の4分台に持って行くためには何が効くのか。ずっと10キロを走り続けるということでもいつかは行きつきますが、もっと効率的なやり方は、キロ4分、あるいはそれより早く走るペースを体に染み込ませることです。1キロ4分で走ったら、1分休んで、また1キロ4分で走る。これを何回かやるのが効果的です。少なくとも私には。この練習はとてもきついのですが、その後、例えばキロ4分半で走り続けることはあまり心地よくなったりします。5分であればジョギング程度に感じられる日が必ず来ます

と、これも仕事に置き換えたら、何か言えそうです。
ペース配分は元より、目標設定が大前提にあり、そして時々心身に負荷をかける必要がある。仕事ではストレッチゴール、ストレッチする、などと言いますかね。

色々書きましたが、次は頑張って10キロ45分を目指します!ガンバリマス。
もう42歳の私、毎晩、三女に体に乗ってもらって文字通りのストレッチをしています笑。もう1つ、今は同じカヌー俱楽部で競い合っている仲間がいて、それも私のような亀さんタイプの人間にとって、大きな刺激になり人生を豊かにしてくれています。

得意技は「ペース配分」。

おそらく私にとっては今後も大事な要素です。
それに加えて、「少し高めの目標設定」も大事にしています。と言い続けられるように頑張りたいものです。

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