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藝術家はおろか、表現者を名乗ってはならない人々。

太陽と月と地球が一直線に並ぶとき、地球ではそれを新月とか日食と呼ぶ。太陽から見れば満月の後ろに陽に照らされていた地球が隠れているだけである。そういうこともわからずに表現者を名乗ってはならない。事象を理解するだけの知力も、些細を汲み取るだけの感性もないからである。

すなわち最近の言説の多くの問題は、物事を片側からしか見ていない論が、ハッシュタグで増幅されているということである。弱いと主張してしている側の人たちは本当に弱いのだろうか。都合のいいところだけを切り取って、文脈や経緯を隠しているのではないか。

地球から見れば太陽が隠されてしまったことも、太陽から見れば、輝いている月の後ろに輝いている地球が入るだけのことである。

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