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天下無双とはただの言葉じゃ

マンガ「バガボンド」で、武蔵が「天下無双とはなにか・・・」と

柳生石舟斎に問うたときに答えたセリフ

「天下無双とはただの言葉じゃ」

私はこの言葉の意味するところをこう解釈します

「”天下無双”に意味など付いていない」

私たち人間は普段、全ての物事に意味を付けて生きています

テストで100点を取ったら「よっしゃー!」と意味を付け

上司に叱られたら「最悪~」と意味を付け

キラキラしたインスタ投稿をみて

「いいなぁ・・・それに比べて私は・・・」と意味を付けて生きている

テストに「よっしゃー!」なんて意味は付いてなく、ただ100点と書かれた紙があるだけ

最悪という上司もいなくて、ガミガミ怒鳴っている人が目の前にいるだけ

「いいでしょ~それに比べてあなたはショボいわね」という意味の付いたインスタの投稿はなく、スマホが色鮮やかな画像を表示しているだけ

すべてに意味を付けているのは自分自身です

「意味付け」のおかげで文明が発展し、便利な世の中を作り出したともいえ

「意味付け」をするのが人間という生き物です

良いも悪いもそこにはなく、そういうもの

ただこの「意味付け」は、とかく人をストレスフルな方向に引っ張ります

適度のストレスは否定しませんが

それが行き過ぎると、うつ病や他人にまで危害を加えてしまうような深刻なストレス状態に陥ります

それはやっぱりよくない

そこで為になるのがまさに「天下無双とはただの言葉じゃ」の気づきです

意味が無いものに意味を付けている「自分に気付く」

そうすることで

自分を客観的に眺められるようになります

客観的に自分を眺められるとストレスから少しずつ解放されます

人間は近いものに影響をつよく受けるからです。

この客観的に眺める感覚は、感情と自分との距離をあける手助けとなります

距離が取れればとストレスが収まる感覚を得られます。

新型コロナウイルスが私たちの生活を変え、沢山のストレスが世の中にかかっています

こんな時だからそこ、あなたに悪いストレスをかけている「他人、出来事、環境」に意味を付けている「自分」に気付き

心を整えていきましょう

そして「今」を生きましょう

心を整わせれば思考がクリアにあり

やるべきことが見えてくるはず

この困難を乗り越えましょう

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