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失敗しない生き方

皆さんはこれまで「とんでもない失敗しちゃったな…」という経験がどれくらいありますか?私は最近でこそ年に数回くらいに落ち着いてきましたが、若い頃は毎月何かしらミスをしては凹んでいました。失敗をすると落ち込むし、やる気や自信を失って本来の自分を取り戻すのに時間がかかりますよね。失敗はできればしたくないもの。でも、あとから振り返ると、あの失敗があったから今があると思えることも少なくありません。今日は”失敗”について話をしたいと思います。


*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。


先日、スティーブジョブスがスタンフォード大学の卒業生に向けて贈ったスピーチを見る機会がありました。10年近く前に何度も見た動画ですが、改めて学ぶことが多いスピーチだと感じました。彼はこのスピーチで3つのテーマに触れています。
①点と点を結ぶ
②愛と敗北
③死
今日は①の点と点を結ぶということについて考えてみたいと思います。

スティーブジョブスは家庭の経済的な理由と専攻していた授業に興味を持てなかったということから大学を中退しています。その代わり自分が興味を持ったタイポグラフィ(活字を使ったデザイン)のクラスに潜り込んで授業を受けたといいます。この経験が後にApple社でのマッキントッシュコンピュータの開発コンセプトに繋がっだのだそうです。Apple製品はハード面もソフト面もデザインが洗練されていますが、特にMacの活字のフォントは種類も豊富で美しいと言われています。(私はずっとWindowsユーザーなのでいまひとつピンときませんが、、、)その美しさに惹かれて最近ではデザイナーだけでなく一般的なビジネスユーザーも増えてきましたね。スティーブジョブス曰く『WindowsはMacのパクリ』ですから、彼が大学を中退していなければ、MacだけでなくWindowsも含めたPCにこうした多様なフォントは搭載されなかったということになります。大学中退というひとつの事象だけを見れば”失敗”とも捉えられますが、これが後に世界を変えるような大成功のきっかけになったわけですから分からないものです。

人は困難なことにぶつかると、その事象を自分にとってマイナスなことと捉えがちです。そして自分が描いていた未来や理想とズレてしまい”失敗”したと感じることがあります。だから困難から逃げたり、失敗をしないように保守的になってしまう。
でも、スティーブジョブスは

将来を見据えて点と点を結ぶことはできない。できるのは後から振り返ってそれらを結ぶこと。

と言っています。困難やうまくいかないことだけでなく、成功も達成も人生で起きる全ての事象はその時点ではひとつの点にすぎません。でも、あとから振り返るとその点と点が線となり道となり今の自分に繋がっている。つまり、今の自分はそれら全ての点の集大成なわけで、どれかひとつ欠けていても自分には辿りつきません。そう考えれば”失敗”などひとつもありません。全ての点が未来に繋がる道なのですから。

私がひとつ”失敗”を定義するとすれば、それは『失敗することを恐れて何もしないこと』。何もしなければ点は作られない。逃げていてはつながらない。それは未来の自分の様々な可能性を閉ざすことを意味します。

失敗しない生き方、それは人生で経験するどのような事象もその時には”点”として受け止めること。そして、たまに後ろを振り返ってそれらが線として繋がっていることを確認しながら、また前を向いて進んでいくということではないでしょうか?


あとがき

  1. 以前KinkiKidsの番組でクラフトコーラを紹介していたのを見て早速瀬戸内の三豊コーラをオーダー。シナモンをはじめとするスパイス、柑橘、唐辛子、塩が入っていてとても複雑な味わいです。炭酸水で割るのはもちろん、ミルクで割ったりカフェラテにシロップ代わりに入れてもおいしいん!新しい発見。

  2. ランチのついでに新緑の新宿中央公園を歩いていると池にカメが、、、しかも10匹以上います。正確には池というか公園の滝の上の水たまりなんだけどね。大都会とのミスマッチになんだか癒された~。

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