理学療法士 3

◆ セミナー講師
違う所では、動画配信でセミナーを宣伝している講師(兼セミナー講師)まで現れて受講者のHPに推薦している某理学療法士までいます。ハッキリ言ってその内容自体マッサージ行為(違法)にしか見えないのですが、しかしその講師が受講者の施術を受け本当に推薦しているのどうかは不明(セミナー料金に推薦料まで入っている可能性大)で黒に近いグレーなビジネスとして手技療法界を跋扈しているかのようです。

◆ セミナー講師の態度と言い方
宣伝用の動画で見るセミナー講師の態度には共通したモノがあります。ある症例対するアプローチ法を紹介する時「こんな時はこうすればいいんだよ」を丁寧な言い方に変換しており、それが余りに軽々しく妙に軽薄に見えてしまいます。実際現場ではありとあらゆる病気や重症例を考えて消去して施術が出来るかどうかを判断しなければならないのですが、そうした緊張感が全くないので、そのあまりの軽々しさから「(教えている内容自体マッサージ行為で違法だし、軽薄だし、重篤な人がきたらどうするんだろう?・・・)と思ってしまいます。

◆ コンサルティング事業に傾倒
そんなセミナー講師から受講した事で理学療法士のスキルが飛躍的に上がって、客の評価が上昇するとは思えないのですが、その辺はコレを読んでいる人の判断にゆだねますが、お店によっては本当に身体が痛くて困っている人、マッサージを受けたい人にはお門違いかも知れません。前にも書きましたが、マッサージの修行はあまりしていないので客のニーズに応えられているかは不明であって、実際はコンサルティング事業の方に注力しており、集客行為の講義に重きを置いているビジネス理学療法士もいます。

※ 実際に○○億円使って○○億円リターンしたとビジネス動画で得意げに言ってるビジネス理学整体師がいます。

【重要】インチキアプローチからの回数券商法に注意
そもそも骨盤の歪みやどこかの歪みと言って問題ではない事を問題にして、説明やら検査やらの手順を踏んで施術時間稼ぎをして、初回施術料を格安にして回数券商法をしている理学整体師系のお店が多く存在します。身体を鍛える、普段健康に気を使っている人(意識高い系)の人向きなのかも知れません。

◆ 何をするのか不明すぎる理学整体師
開業した理学療法士は一体どんな施術をするのでしょうか?そのヒントは動画配信にあるのですが、その国家資格を盾に思いっきり病名表記&治療行為をしています。慰安行為ではありません。最近聞かれる『筋膜リリース』は理学療法士が積極的にやっています。最近よくTVに出ている、筋膜リリースを紹介している学者の先生も理学療法士です。(結局身体を押圧したらマッサージなんです)

しかしながら身体の表面から筋膜にアプローチ出来ているとは思えません。皮膚→脂肪の層があるのでいくら表面をグイグイ押した所で筋膜にどう働きかけているのか?であるなら鍼治療の方が筋膜にガッチリ届いてアプローチが出来ます。

◆ ここ数年で現れた新興勢力?
たしかに学問の履修内容で言えば無免許より理学療法士の方が圧倒的に多く厳しいのですが、なぜ理学療法士として病院勤務を捨てて整体師になったのか?その動機が重要になります。整体師になった以上そちらのフィールドで戦うべきなのですが、なぜか国家資格を持っている事を執拗にPRしてきます。(中には国家資格と書いてあるだけで理学療法士とまで記載していない人もいます)そんなアンフェアな理学療法士はが行うアプローチはさすがに西洋医学的アプローチがほとんどです。

•『筋膜リリース』言う名のマッサージ?
•トリガーポイント
•身体の鍛え方
•姿勢や関節の動かし方等の指導
•ストレッチ
•生活指導
など

しかし、病院勤務の頃にやってたケガや麻痺のリハビリは整体療法と関連性はとても薄く、整体の定義とすべてイコールではありません。仮に店内でリハビリ行為や理学療法(リハビリも含む)と言う言葉は違法行為に当たります。

仮に理学整体士が身体の歪みが理解できたとしても、その整え方や施術法は理学療法士の本来のスキルではありません。鍛える、可動域改善以外に理学療法士としての知識が役に立つのか、実践では不明瞭と言うのが私見であります。(病院と整体院のアプローチは全く違うと言う事)そんなキャリアも実績も不透明なのにセミナーの講師をやる理学療法士も妙にいたりします。整体の現場でも才能が開花せず需要も無くドロップアウトしたのか、でも無免許整体師の講師よりかはマシと言う程度かと思われます。

◆ プロフィールは必ずチェック
それこそ整体師としてのキャリアや実績は未知数なため、技量や整体の知識はわからないものが多く、良いのか悪いのかは当事者のプロフィールの内容次第と思われます。中にはロルフィングやオステオパシーと言ったマイナーな民間資格、民間療法を勉強して、それを謳っている理学整体士もいますが、病理医学や実績(キャリア)は未知数であり、どこで開業しているのか(マンションの一室や雑居ビルの上階)等踏まえてあまり信用できる要素はもって無く、そのウラで理学整体士が事業に失敗して撤退している話も良く聞かれます。

整体業と病院勤務は別物なので、病院勤務は引き算したキャリアで確認しましょう。施術による事故、わいせつ行為などで警察沙汰になっても表面上は整体師なので即実刑にはなるけど、免許のはく奪はありません(前科はつくけど)。したがって理学療法士だから安心安全ではないと言う事を知っておきましょう。でも無免許整体師よりかはマシなのかな?

引き出しが多く、どう結果が出せるのか(※重要)
なにはともあれ、クライアントの主訴を改善させる「結果」が重要なのはこのnoteでも散々書いてますが、基本一人当たり1時間の施術時間で換算してみると、その一時間に対して何ができるのか?が重要な判断ポイントになります。例えば、HPを見た時にメニューが一つしかない場合は危険なにおいがします。(回数券商法の可能性が高い)初回限定の大幅値引きのパターンも危険です。

彼らは整形外科等で一人当たりに欠けるマッサージ時間は10分以下と制限がかかっている場合が多く、それこそ人を一時間触り続ける事は技量の引き出しを見ても難儀になると思われます。ヒドイ店になると20分程度しか施術をしない店もあります。長い時間押したり揉んだりできない分(めんどくさいからやりたくないのが本音)どんな事をしてその穴を補填し、良い結果に導けるのかがとても重要になります。そもそも彼らはマッサージの履修はしていないため技術的期待は持たない方が良いかと思われます。身体の使い方や運動法が専門ですから。疲れて痛みがあるからと入ったお店で運動法を教われば改善するのか?筋膜リリースと言いながらマッサージもどきをするのか?理学療法士によってアプローチの仕方は様々です。

◆ 行く行かないは当人次第
身体を調節する上では筋力アップは不可欠なので広義の見方をすれば、理学療法士の行う施術やアプローチには整体的意味合いも含まれると思います。しかし、それはトレーニングの施設でやれば良い事でわざわざ”整体”と称してやる事ではありません。整体施術の要である”自己回復力”と理学療法士がやって来た”機能回復”はイコールではないため、施術をする側、あるいは施術を受ける側の知識と意識の問題になってしまいます。

理学療法士の整体院を見るようになったのは、ここ10年ぐらいです。(2024年現在)整体師に転職してからキャリアが5年以上の施術家はそんなにいないのではないかと考えます。したがって国家資格を持っていれば。安心・安全・間違いない・確か・ではありません。もしHPでそんな店主のお店を見つけたら参考にしてみて下さい。

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