下手なマッサ-ジを受けるとどうなる?

そこじゃない所をグイグイ押してくる不快なアレ
昨今ではいろんな美容系や治療系整体院、リラクゼーション店等の多くの手技療法店が存在しますが、よく「ハズれた所を押されて不快になった」と言う声を聴きます。では実際に技量が低い施術を受けると身体はどうなってしまうのでしょうか?

施術者の力加減と技量次第
まず圧が薄い施術をうけても多少リラクゼーション(癒し)的な効果はあるのでしょうか?基本さすっているだけであれば”ゲートコントロール理論※1”と呼ばれる現象が起こり多少の効果は期待できますが、クライアント(客・患者)が求める効果まで出て改善に至るかはとても厳しい所があります。なので それなりの圧が無ければ効果が得られない訳です。では馬鹿力でグイグイ押す事で いろいろ不調や痛みが改善するのか、と言う理屈が通るのであればド素人や機械で成立していまいます。中には強く押さないとイラつく人もいるため個人に合わせて圧を入れて行く事は結構難しいのです。

※1【ゲートコントロール理論】
ぶつけたり、捻ったりして痛みを感じた時その部位を”擦る””撫でる”と言った「触感刺激」を与える事で、痛みを感じさせる神経の経路を阻害し痛みを和らげる理論

緊張と硬縮
ツボに当たった時の痛み(いわゆるいイタ気持ちいぃ)と違い不快な痛みが持続する事で筋肉は緊張しそれが継続する事で硬縮と言う現象が起こってしまいます。

硬縮が起こった筋肉は?
この現象によって硬くなってしまった筋肉は施術者から見ると「コリ」と判断してしまいます。その施術者はその硬いコリに対し更なる圧をかけようとし、硬くなる→強く押す→硬くなるで負のスパイラルが生じ簡単に”もみ返し”や筋肉痛、打撲(青あざ)が出来てしまいます。

味覚オンチの客
問題は施術者の技量だけではありません。残念ながら優れた技量を持つ施術者は非常に稀な存在なため(業界にいる95%がヘタっぴ)、施術後の効果が無かった もしくは、すぐに戻ってしまった感じになってしまいます。
安い料金の店(整骨院・激安ほぐし など)であれば、超下手な施術に頻繁にかかってしまいがちになるため、クライアントの感覚自体おかしくなる事(味覚オンチ)が容易に起こり得てしまうのです。
その結果 強いだけの悪質なマッサ-ジや、グイグイやるスライドが大きい基本からは程遠い”悪質なもみほぐし”やり方が好みになってしまうため、料理で例えなら、激辛料理やインスタント系の食べ物が好みになっている事に気づかず、実は下手なマッサ-ジ自体はタダのストレスであってヒドイと打撲や損傷と言ったダメージに他なりません、健康管理や体調自体何も改善していないので、当人は何も知らずにいつも通りに大病を患うリスクは何も変わらない、もしくはストレスが増えて罹患率が高まる可能性すらあります。

なので下手な施術を受けまくった素人の上手い人と、プロが上手と思う人の技術レベルには、かなりの乖離があるのです。

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