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カレーから考える夏の不調

どうも、薬学6年生のSHUです!
このノートまで見に来てくれた皆さん、ありがとうございます😀

最近とても暑い日もあれば、急に気温が下がったり、雨が降ったり
しかも、テレワークとくると、もう季節通り越して夏バテぎみなんてことにもなっているんではないでしょうか😅

このノートを読むと、夏の不調と、それを乗り越えるために薬膳的にどうすればよいかっていうのがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください

薬膳やSHUってどういう人?については
以下のノートも一緒に読んでみてください↓

夏バテは三種類ある

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初めに、夏バテって聞くと
なんかだるくて、元気がでないとか
食欲落ちるあれでしょとか何となくのイメージが多いと思います

実は夏バテって細かく分けていくと
エネルギー不足(気虚)
脱水状態(陰虚)
消化不良(湿)
この3種類に分けられるんです!!以下解説していきます😎

①のタイプは
気虚(ききょ)といって、エネルギーが足りないという状態です
具体的には
食欲がない、元気がない、だるい、疲れやすい
といった状態で、食欲が落ちることによって、風邪もひきやすくなります

このタイプの人は
やまいも、かぼちゃ、卵、うなぎ、豚肉、にんにく、にらなどの
スタミナ飯をとったほうがいいですね

②のタイプの人は
陰虚(いんきょ)といって、脱水状態に陥っている状態です
暑いので、熱と一緒にミネラルも一緒にでていってしまって
疲労感やだるさがあったり、イライラしたりします

まずは、しっかり水分補給と同時に、塩飴をなめて塩分をとったり、スポーツドリンクを飲むのが先決です👦

そのうえで、とったほうが良い食材としては、
オクラ、かぶ、ホウレン草、白きくらげなどがおすすめです

③のタイプの人は
体内に湿邪(しつじゃ)といって、湿気がたまっていて
そのせいで、
胃腸が冷やされて消化不良や、下痢、腹痛を起こします

とったほうが良い食材としては、水分排せつをする
とうがん、キュウリなどのウリ類、なす、とうもろこし、アスパラガスなどもいいです

夏には結局何を食べればよいのか?

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僕がおすすめする、夏の養生に最適な料理はカレーです!
以下なぜいいのか説明していきます

カレーによく使われる食材としては
豚肉、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン
夏野菜カレーとかだと、なす、ズッキーニ、トマト、オクラなどだと思います

まず初めに薬膳的に見てみると

玉ねぎ→エネルギーや血液の滞りを改善して消化が良くなる
ジャガイモ→お腹を温め、消化吸収を高める、むくみの改善、エネルギー回復
人参→エネルギー補給、食欲不振、下痢によい
豚肉→腎を回復、滋養強壮

夏野菜系
なす→利尿作用(むくみやのぼせを改善)、熱を取り除く、胃腸の調子を整える
トマト→体にたまった熱を冷ます、体に潤いを与える、消化力を高める、加熱処理すると不足しがちな血を補う
オクラ→便秘の改善、胃腸の調子を整える
ズッキーニ→体にたまった、湿気を取り除く

というように、ここでは難しい理論の話はしませんが
先ほど説明した、3タイプの夏バテにすべて効くようなバランスのいい食材が入っています🐷
よく見る組み合わせは、栄養バランスなど計算されて作られている
んだなとつくづく思います

次に
カレーといえばインドですが、インドには乾季と雨季があって、雨季に日本でいう夏を迎えるのですが、なんと最高気温45度、湿度は70パーセントにもなるといわれています
日本では高温多湿と言われますが、インドの比ではないですね

よって、インドの食生活がその気温や湿度での最適な食事という見方をすると、夏にカレーを食べるのは合理的ということになります😎

また、インドではスパイスを多用します
有名なのはガラムマサラというスパイスですが
この中には、ブラックペッパー、コリアンダー、赤唐辛子、カルダモン、ホワイトペッパー、クミン、クローブ、シナモンと実に多くのスパイスが入っています

それぞれ説明すると

コショウ→胃や腸を温める 辛/熱
コリアンダー(芫荽(げんすい))→肺や胃を温めます 辛/温
唐辛子(番椒(ばんしょう))→食欲不振、消化不良、滋養強壮 辛/温
カルダモン(小豆蔲(しょうずく)→香りで胃を丈夫にする(芳香性健胃)
クミン(馬芹(ばきん))→胃を温める 辛・苦/温
クローブ(丁子(ちょうじ))→胃腸の消化機能を高める 辛/温
シナモン(桂皮(けいひ))→冷えを改善 辛・甘/熱

すべて胃腸を丈夫にして、温める構成でした
夏バテで一番多いのが、
暑くて水をとりすぎて→胃腸の不調→体調不良
ですので、インドの方はこれを考慮して合理的にこの組み合わせをしているのだと思います

薬膳カレーを作ろう

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みなさんは薬膳カレーを食べたことありますか?
スパイスの香りがして、とてもおいしいカレーです😀

今回は自宅で作るときのどうやって作るのかのヒントとして、何があれば薬膳カレーになるのかということを紹介します(簡単なドライカレーバージョン)

①生姜、にんにくを炒める(あればクミンも)
②玉ねぎを炒める(あれば、トマト、ニンジン、ナスなどの食材も)
③ひき肉を一緒に炒める
④ガラムマサラかカレー粉を入れる(ガラムマサラの場合はターメリックを足す)
⑤塩コショウで味付け


これで薬膳カレーは出来上がります
先ほども説明した通り、ガラムマサラはスパイスの集大成みたいなものなのでこれを入れておけば間違いはないです
また、カレー粉も似たようなスパイスが入っているのでカレー粉でも大丈夫です

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いまはこんな感じで、100円ほどでスパイスが手に入る時代なので便利な時代ですね

自分はこれにターメリックやコリアンダーなどを足して、トマトジュースなども入れて煮詰めました(めっちゃ時間かかった)↓

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時間ある人は煮詰めるのに挑戦してみてください(笑)

まとめ

夏バテには3タイプある
一番多いのが水のとりすぎで胃腸が冷えてしまうタイプ
薬膳的に夏バテにいいのはカレー
簡単なので、作ってみよう
熱中症などになったら大変なので、こまめな水分補給とミネラルをとるのは忘れないようにしましょう

以上です、最後まで読んでいただいてありがとうございました
皆様が長い間健康で、幸せに生きられますように😌


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