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イタリア家族旅行 Day7 (ヴェネツィア)

今日は一日ヴェネツィア観光ですが、家族全員起きるのが遅くなってきました。9時くらいに目を覚まして、子供達は昨日スーパーマーケットで買ったうどんのカップ麺を美味しい美味しいと言いながら食べていました。どんな美食に囲まれたとしても一週間経つとカップ麺を食べたくなるものなのですね。
今日の予定はブラーノ島でカラフルな家を眺めてから、サン・ジョルジョ・マジョーレ教会の鐘楼に登ってヴェネツィアを一望することでしたが、運悪くブラーノ島行きの船を逃してしまったので水上バスで遊覧 & マジョーレ教会の鐘楼のプランB に変更しました。
ヴェネツィアの運河のそばに建つ可愛らしい家を見ていると、「つみきのいえ」という絵本のことを思い出します。水位がどんどん上がっていってしまう世界で家を積み木のように積み上げて水から逃れるおじいさんの話ですが、ヴェネツィアも土台は木の杭に支えられた埋め立て地なので沈んでしまわないか心配です。
久しぶりに長い家族旅行をして思ったんですが、家にいる時よりも家族で団結しないとみんなで生きていけない感があって、よく話をするし助けて合ってる気がします。旅行中に気付いた旅行の長所のひとつですね。水上バスまでの道中、ヴェネツィアの路地裏を歩く時間が意外と長くて、次女が「もう帰りたい」とか「ホテルの部屋でゲーム(ワンナイト人狼)したい」と愚図ることもあるんですが、長女が自分が聴いてるイヤホンの片方を次女に付けてあげて次女の好きな音楽を聴かせてあげたり、長男も次女と手を繋いで2人で歩きながら適当に作った変な歌で楽しませようとしている場面もよく見ました。

マジョーレ教会までの水上バスはサンマルコ広場から出てひと駅でグランドカナルを渡ってすぐ到着します。これまでに見た教会と比べると小さい教会ですが、聖堂の中にはキリストの像や絵画がたくさん飾られていました。暗く重い雰囲気の作品が多く聖堂の真ん中にはトゲトゲの禍々しい彫刻が 7個連なって円形に置かれていました。まるで特級呪物のようだ。と言うと長女が調べて来てキリストの頭に載せるイバラの冠だと教えてくれました。教会に呪物は置かないか。
マジョーレ教会の鐘楼のいいところはエレベーターで登れるところです。上からはヴェネツィア周辺を一望出来る素晴らしい眺めが見れました。
午前中の探索を終えて、ホテルに戻る途中でお昼ご飯に立ち寄ったレストランは路地裏の穴場風のオステリアですが料理は絶品でした。スパゲッティボンゴレを 2日続けて食べましたがこちらのお店が私は好きですね。わこちゃんが頼んだブラックスパゲッティもイカスミかと思ったらトマトの味も効いていて美味しかったなぁ

今日の観光プランは後半にヴェネツィアンガラス工房体験をわこちゃんが予約してくれていました。ガラス職人のピノさんとカナエさんが日本語で子供たちに作り方を教えてくれる 2時間のワークショップです。目の前に並べられたガラスの材料からどのように飾りを作るか、どう並べるとどんな模様になるのか、カナエさんが丁寧に分かりやすく優しく説明してくれて子供たち 3人は夢中になって製作に取り組んでいました。ピノさんも材料の違いを説明してくれたり(カナエさんが通訳もしてくれます)、作っている最中もそれぞれにアドバイスをしてくれたり、職人さんと言うと気難しいイメージがありましたが、優しく接してくれている姿を見ると、子供たちはなかなか得難い経験をしているのではないかと思いました。それぞれに作り上げた作品はピノさんが仕上げと窯入れをしてくれて完成したら郵送してくれるそうです。素晴らしいワークショップでした。わこちゃんも見つけてアレンジしてくれてありがとう!
今晩は、みんなお腹が減っていないということで晩ご飯にジェラートをいただきました。ストロベリー味は外れがない気がします。
明日の朝は出発が早いので早く寝たいところですが、次女がどうしても人狼ゲームで遊びたいみたいなので一回だけ、文字通りワンナイト人狼で遊びました。今回は試しに「吊人」という役職を入れて遊んでみました。吊られないといけないために怪しい動きになるのが良いアクセントになりますね。
明日はフランスのニースに移動して旅もそろそろ終わりが近づいてきました。

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