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アメリカ雑感 2024

アメリカ在住も色々合計すると10年は経とうかという長さになり、慣れてもきたし、ある面では全然慣れないし、ある面では快適でもあるという感じです。 アメリカはいいよ、いやむしろ駄目だよ。なんて大きな括りで雑な判定を下しがちだった青臭い時期を乗り超えて、今はなんとなく「うーん、よく分からん」と言いたい時期に辿り着きつつあります。 結局、僕が見てる景色なんてほんの一部分、とある地方の特有な住宅地の個別事情と、とある特有な会社の働き方の切り取りに過ぎないのです。氷山の上に乗っかった小石

    • 2023年 よく聞いた音楽まとめ

      過去の記事 南カリフォルニア アウォード 2019|sakamochi|note 2021年 よく聞いた音楽まとめ|sakamochi|note 2022年 よく聞いた音楽まとめ|sakamochi|note お風呂場の窓から時々綺麗な月が見える。明かりを消して湯船に浸かり、浴槽の中で揺らぐ月の光はコバルト山地の氷霧か。心自ずから閑なり。などと宮沢賢治と李白の詩を合体させしむ。頭を低れて故郷(こうべ)を思う。本文は僕の弟に向けて書いている。 2023 年の Apple M

      • バレーボールの試合とライオンの話

        週末に長男のバレーボールクラブのトーナメントがあったので、LAのコンベンションセンターまで送迎と試合観戦&応援に行ってきました。 子供のスポーツへの取り組みに対して、どういう手助けが出来るのか、うまく助言や激励が出来るのか。みたいな事を考える良い機会になったと思うので、記録しておきます。 今回の大会は、60近くのコートが張られた巨大な会場にLA近郊のティーンエイジャーが集まって、週末3日間戦いを繰り広げて年齢別のチームの頂点をそれぞれ決めるという天下一武道会のような大イベ

        • イタリア・フランス家族旅行 Day10 (ニース) & まとめ

          今朝はわこちゃんが市場に買い物に行ってくれて、新鮮なジャムと果物で美味しく朝ごはんをいただきました。旅行も最終日かと思うと少し寂しくなりますが、今日も圧倒的にのんびりな一日です。なんせ予定が何もありません。事前の計画では電車でモナコ or カンヌに行くか、シャガール美術館に行こうと企んでいたのですが、昨日ゆるく1日を過ごしたらすっかりリゾートモードに移行して戻れなくなってしまいました。 午前中のうちに次女が海で1人で泳げるように腕に着けるタイプの浮き輪がないか町に探しに行く

        アメリカ雑感 2024

          イタリア・フランス家族旅行 Day9 (ニース)

          少し早起きが出来たのでニースの街を少し散歩して美味しそうなパンとスタバの珈琲を買って帰ってきました。一時間くらいして帰るとみんな起きて来たので朝ご飯に美味しいパンとオレンジジュースをいただきました。今回のホテルは部屋は 5階にあるのにエレベータが無く、しかも上に行くに従って階段の段差が高くなるという謎の意地悪仕掛けが施してあり、毎回帰宅する度に息が切れて明日は筋肉痛間違いなしという状態になります。ただ部屋の中に入ると 3ベッドルームとキッチン、お風呂とシャワールームも別れてい

          イタリア・フランス家族旅行 Day9 (ニース)

          イタリア・フランス家族旅行 Day8 (ニース)

          ヴェネツィアから飛行機で南仏ニースに向かいます。イタリア旅行だけと油断させておいて最後にフランスも楽しもうという作戦、例えるならマスカルポーネの下にエスプレッソで味付けされたスポンジケーキが隠されていて異なるフレーバーを一度に楽しめるような感じ、名付けて「家族旅行ティラミス作戦」です。 元々わこちゃんの希望の行き先がギリシアのサントリーニ島だったので、雰囲気が少し似ているフレンチ リビエラでリゾート気分も味わいたかったという動機もありました。というわけで早朝 4:30にまだ薄

          イタリア・フランス家族旅行 Day8 (ニース)

          イタリア家族旅行 Day7 (ヴェネツィア)

          今日は一日ヴェネツィア観光ですが、家族全員起きるのが遅くなってきました。9時くらいに目を覚まして、子供達は昨日スーパーマーケットで買ったうどんのカップ麺を美味しい美味しいと言いながら食べていました。どんな美食に囲まれたとしても一週間経つとカップ麺を食べたくなるものなのですね。 今日の予定はブラーノ島でカラフルな家を眺めてから、サン・ジョルジョ・マジョーレ教会の鐘楼に登ってヴェネツィアを一望することでしたが、運悪くブラーノ島行きの船を逃してしまったので水上バスで遊覧 & マジョ

          イタリア家族旅行 Day7 (ヴェネツィア)

          イタリア家族旅行 Day6 (ヴェネツィア)

          今日はチェックアウトをしてヴェネツィアに向かう日ですが、電車まで時間があったのでホテルの前にあるヴェッキオ宮殿を少し見て回りました。五百人広間は文字通り500人で何らかの決起集会が出来そうな大広間ですがアカデミアやウフィツィの人気と比べると訪れる観光客も寂しい印象です。一度はレオナルドダビンチが広間の片方の壁画、ミケランジェロが反対側の壁画制作を開始していたものの途中でなんやかんやあって断念してしまったという話です。もし完成していたら芸術の神々による向かい合う大壁画の競演とし

          イタリア家族旅行 Day6 (ヴェネツィア)

          イタリア家族旅行 Day5 (フィレンツェ)

          フィレンツェも 3日目になりました。今日は早起きをして、アカデミア美術館でダビデ像を見ることにします。これまでバチカン美術館もウフィツィ美術館も事前にチケットを入手してラインをスキップしていたのですが、アカデミア美術館は当日券で入場するため 8:15 開場の 5分前に到着するように出かけました。すでに 50人くらいの行列が出来ていて、美術館に入るまでにちょうど 1時間かかりました。アカデミア美術館は小さな美術館なので小さな子供連れには向いているかもしれません。入場してすぐに

          イタリア家族旅行 Day5 (フィレンツェ)

          イタリア家族旅行 Day4 (フィレンツェ)

          今朝は 7時半くらいに起きて 8時過ぎにおでかけをしてウフィツィ美術館の攻略を目指します。事前の予約バウチャーを入手していたのと朝早かったので待ち時間無しでスムーズに入館出来ました。 ウフィツィ美術館は 6才の次女にとっては広大過ぎる難敵だと思っていたので、有名作品にフォーカスして見学することにしました。ボッティチェッリの作品は子供達も知っているらしく、全員で興味深く鑑賞出来ました。長男から学校で習ったアフロディーテにまつわるギリシア神話の背景について逆に色々と教えてもらいま

          イタリア家族旅行 Day4 (フィレンツェ)

          イタリア家族旅行 Day3 (フィレンツェ)

          今日はローマからフィレンツェへの移動日でした。朝、家族のメンバーが異なる時差ボケ具合をしているために揃って起きるのが早くも難しくなってきました。5人もいると色々なボケ具合があるもんだなとむしろ感心してしまいます。 ローマのターミナル駅まで来て、さて電車に乗ろうかという瞬間にカメラを部屋に忘れてきてしまったことに気づきました。一度ホテルまで取りに帰って戻ってきたら今予約している電車には間に合わないので、どうしたもんか、時間を変更するにしてもイタリア版みどりの窓口はどこだろうか

          イタリア家族旅行 Day3 (フィレンツェ)

          イタリア家族旅行 Day2 (ローマ)

          今日のハイライトは「バチカン美術館の中庭で、もう家に帰る。と泣き叫びながら地団駄を踏む次女ちゃん」です。今度こそ終わったと思いました。 昨日、ローマ市内を歩き続けて得た教訓は、炎天下の中はなるべく歩き続けない。頻繁に休みを取る。さもないと昨日あった、地獄色のジェラートの惨劇を繰り返すことになってしまいます。そこで考えたのは観光を何回かに分けて都度ホテルに戻ってこまめに休憩を取る作戦です。かつて古代ローマ帝国もカルタゴを攻め落とすのに 3回に分けて戦争をしたと言われていますか

          イタリア家族旅行 Day2 (ローマ)

          イタリア家族旅行 Day1 (ローマ)

          今日のハイライトは 「溶け落ちたジェラートの前で地団駄を踏む次女ちゃん」です。暑すぎてどうなるかと思った。 家族の夏季休暇はローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアとフランスのニースを巡る10日間の旅を予定しています。初日、ローマはカリフォルニアの快適さに慣れた我々家族にとって余りにも暑く、旅の始まりから暗雲が立ち込めていました。 まず、空港からローマ市内に向かうバスのチケットを買うのに失敗して人数超過で乗れなくなってしまいました。バスというより相乗りワゴンだったからです。でも代

          イタリア家族旅行 Day1 (ローマ)

          成長は立ち止まらない

          子供はすごいスピードでどんどん成長していってるのに、親はどんどん減速していってるのが良くない。あっさり負けないように付いていかないといけない。 父親として子供に接するべき正しい態度、なんていう正解はなくて、というか父親として子供と接するものでもなくて、ただ子供たちは意外と親を人として見ているから、油断をしていい加減な対応をしてはいけないと思った。 割と冷静に行動を分析されている気がする。僕は夜中に一人でゲームをしている姿をいつも長女に見られているけど、どう思ってるんだろうな

          成長は立ち止まらない

          2022年 よく聞いた音楽まとめ

          過去の記事 南カリフォルニア アウォード 2019|sakamochi|note 2021年 よく聞いた音楽まとめ|sakamochi|note 2022年は子供たちに日本の良い音楽をたくさん教えてもらった一年でした。歌い手さんやボカロ曲というのを、長女に教えてもらわなければ聞いていなかったと思う。でも改めて聞いてみるとこれまで知らなかっためちゃくちゃ格好いい曲がたくさんありました。大発見であった。サブカルについては子供の言うことを聞いた方がいいということが良く分かりました

          2022年 よく聞いた音楽まとめ

          サカフェス2022 前夜祭

          家族のみんなで週末2日間、リビングに集まって観たい映画を観て、遊びたいゲームで遊び、なんやかんや順位をつけて競い合うサカモト家・クリスマスホリデー・フェスティバルを盛り上げるために、金曜日の午後から前夜祭の趣きで集まって、おもむろにモノポリーを始めてみました。 長男が5才くらいの時にモノポリーにハマり、毎日毎日モノポリーのボードをセットアップしてはお札を持って「モノポリーやろーモノポリーやろー」と繰り返す妖怪モノポリーに憑依されてから5年が経ちました。回数は減ったけど、今でも

          サカフェス2022 前夜祭