梅澤太郎 | 弁護士

ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所/帯広柏葉→神戸法→一橋LS/株式会社ブリヂストン/株…

梅澤太郎 | 弁護士

ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所/帯広柏葉→神戸法→一橋LS/株式会社ブリヂストン/株式会社エブリー(Ex-経営管理部長)

最近の記事

増資手続の手引き(実務担当者はつらいよ編)

はじめに増資とは、会社の資本金を増加させることを言います。 資本金を増加させる要因はいくつかあり、①株式発行の際の払込みによるもの、②新株予約権の行使によるもの、③合併等によるもの、④準備金・剰余金を資本金に組入れることによるものです。 このnoteでは、①株式発行の際の払込みによる増資を取り上げます。 というか、増資という言葉から想起するものは、これですよね。 ちなみに、増資があれば減資もあります。 増資を経験したスタートアップは、主に税務上の観点で当然減資も検討するこ

    • 期間の計算は難しい。

      はじめに法律に関する業務を扱っていると、実に多くの場面で、期間の計算を行うことになります。 例えば、契約の有効期間について自動更新条項が定められている場合、「期間満了の1か月前までに通知しない場合」と定められる場合があります。 「1か月前まで」とはいつまでなのでしょうか? 株主総会の招集について、会社法第299条第1項では、「株主総会の日の二週間……前までに」招集通知を発しなければならないと定められています。 「発しなければならない」というところも見落とせません。 税制

      • ストックオプション発行、結局、何したら良いの問題。

        はじめにスタートアップ経営に欠かせないものとなったストックオプション(「SO」)。ネット上には多くの情報が上がっていますが、断片的な情報も多く、しかも難しいですよね。 これから初めてSOを発行しようとする場合、「で、結局、何をしたらいいの…?」と感じる方も多いのではないでしょうか。 そこで、今回は、全体の流れを簡単にご説明します。 続編(仮) 細かい論点やロジ回りの悩みどころは、別のnoteで書きたいと思います。 「誰に何個付与したら良いか分からないんですけど…」とか、「

      増資手続の手引き(実務担当者はつらいよ編)