デンマーク:コペンハーゲン
デンマークはいろんなところに行ったと言えないくらいタイトすぎて、絶対また行くぞと決めた場所。
ハンブルクからコペンハーゲンへ
デンマークは私が友人と向かう最終地点だった。
ヨーロッパに留学をする友達たちに会いにきた友人は、デンマークにきているお友達と会うので、その日の夜まで一緒に過ごした。彼らもとてつもなく素敵だった。
私もデンマークの学校に通う友に翌日会う約束を取り付けていたので、デンマークまで着いてきた。
ハンブルクからデンマークの列車、5時間くらい。
当初から席の予約ができず、座るべき車両も分からなかったので車掌さんに聞いた。ここの車両の会いている席に座れば良いよと言っていた気がするので、空いていた向かい合わせの4人席の片側に正面のお兄さんに断りを言って座らせてもらう。
お兄さんは柄に側を合わせられるお洒落な見た目で、時々電話をしていた。
気になるお兄さんと本の関係
ドイツとの国境付近。
正面のお兄さんはトイレに行ったと思ったら、パスポートチェックがきて漏れなく警官と列車を降りて行った。「国家の崩落」みたいな題名の本を忘れ物に置いていった。トランプとか、金正恩とかが表紙にいた。
この展開、ちょっと妄想を膨らませ過ぎちゃう。
海の上や中を通る列車にワクワクした。いつみても海はワクワクさせてくれる。
コペンハーゲンへ上陸
チェックアウトのために友人と別れた後、早々に駅で変な人に絡まれる。北欧は治安がいいと勝手に思い込んでいたので、汚い言葉を吐かれたのがちょっぴりショックだった。主要駅で人が多い分、いろんな人がいるからしょうがないよね。
コペンハーゲンを少しお散歩した。ナマケモノに似た最高に可愛いお友達にぴったりなナマケモノのぬいぐるみを見つけ、即決した。私たちの旅はそうこなくちゃと、運命に感じた。
ラム酒の効いたホットチョコレート、メレンゲをチョコに包んだコフレも食べた。デンマークでは、学校とかで自分の誕生日の日に持って行ってみんなに渡すんだって、いいね。
お友達と一緒に日本から来た友人と初めましてをして、一緒に夕食を食べた。友達の友達という表現が多すぎるけど、デンマークに留学していた子が勧めてくれたお店。本当に並んでいたけど、その甲斐以上の体験だった。近くで待っていて相席したカップルのお陰かもしれないし、友人たちのお陰、お店のお洒落さや斬新さとかその全てかもしれない。
さあさあ、これがパスタですよ、本場の。と言わんばかりにアルデンテだった。デンマークなのにね。
背伸びしちゃうくらいお洒落で大人っぽさと遊び心があって、お店の運営にも軸がある感じ。いいなで詰まってた。
泊まったホステル も、バーとかパブリックビューイングができるだけじゃなくてタトゥーを入れることのできる場所があるの。それが旅の思い出の延長にある世界線が隣合わせなのが面白くて、刺激的だった。
そのホステルでの出会いと別れをテーマに3本くらいのストーリーを入れたオムニバス映画取れちゃいそう。
如何せん、私はそこでは主役での助演でもないだろう。宿泊代も高いんだけど。
もう1つの目的
いつも傷つけてしまわないか不安で、余計なことばかり言ってしまう友人と会う。この記事を書いている最近になってまで、彼女に言ったことが誤解されていないか、自分の話す言葉の使い方がどうにかできないかと考えている。会えたことが嬉しくて、話せたこと、知れたことが楽しくて幸せって思った分、彼女の優しさを大事にしたいのが反対方向を向いていないかと心配になる。
また次に会ってくれるのかなとか、私と会うことが負担にならないかなとか。
空港にまで来てくれる愛おしい彼女は、いきなり消えたと思ったらメッセージカードを書いて戻ってきた。泣きそうになった。会えたい人にいっぱい会えて、行きたかった場所以上の場所に連れられて最高の誕生日だった。
とりあえず焦った
空港に到着する時間を完全に見誤って、中学生ぶりのダッシュをかました。半ば諦めていたけど、並んでいたいっぱいの人が私が抜かしたり、声をかけたら快く受け入れてくれた。荷物検査が済んでカバンに入れずに手で持って、案の定、走ってたらぶちまけた時にも笑いながら拾ってくれたお姉さんがいた。
この空港中の優しさ受け取ってるんじゃないかって思った。
空港で走っている人がいたら、いつも以上に優しくしようね。自分に余裕があったら前進んでいいよって言おうね。
優しくされてクラクフに戻る。そのまま夜を過ごすのは寂しくて、余韻に浸りたくてお友を誘って美味しいピザを食べに行ったよ。
歩いているだけで楽しい場所だった。きらきらしてた。また行くぞ。
バタバタもいっぱい、ゆっくりもいっぱいの旅行だった。
帰ってきてから少し強くなった気がする。
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