見出し画像

私は今でも自分の高校生活をアマガミに重ね続けているよ

アマガミという恋愛シミュレーションゲームがある。2009年3月19日にPS2専用ソフトとしてエンターブレインより発売され、15年経った今でもコアなファンによって熱い支持を得ているコンテンツだ。
(サムネは銚子へ聖地巡礼に赴いた際に訪れた川口神社)

私は高校を1年で中退している。正確には1年生の3学期から学校に行けなくなり、1年間の休学を経たあとに退学手続きを行ったので正確には2年間高校生だった訳だが、説明が面倒なので誰かに伝える際は「1年で中退した」と端折っている。

アマガミは、そんな私が非高校生である時期に発売されたソフトだ。
精神的な前編であるキミキスというゲームを踏襲した上で、シナリオバリエーションや意外性を高めたお陰で登場キャラクターの魅力や主人公のパーソナリティがより一層際立てられた作品でもある。

私は元々キミキスをプレイしていたので、アマガミが発表された時は小躍りして喜んだ。その当時既に高校に通ってはいなかったし。
思春期特有のプライドなのか単なる恥ずかしさなのかは今となってはもう分からないが、何故か予約することに躊躇いがあったので発売日直ぐにゲームショップへ赴き購入した。(因みに春休みということもあってか1年生の頃の同級生も来店しており、「ギャルゲーを買っている」という現場を目撃されたくなかったので咄嗟に隠れてしまった)

30代を超えた今でも、自分の高校生活を輝日東高校(アマガミの舞台)に重ね続けている。手にすることが出来なかった青春をゲームで補完しているだけなんだろうけど、何故そこまで高校生活に拘るかというと当時めちゃくちゃ好きな女の子がいたからなんだろうなと今では思う。

高1の時同じクラスで同じ部活で、席も隣で会話する機会も多く、自ら「コミュニケーションを取りたい」と思えるほどの人だったし、距離が近づいていく(と感じている)ことが嬉しく思っていた矢先に学校へ行けなくなってしまったので、その未練を昇華すべく感情の依代として選ばれたのがアマガミだったんじゃないかっていう。

まぁ色恋に限らず、梅原のような友達も欲しかったし、文化祭的なイベント(創設祭)でわちゃわちゃしてみたかったってのもある。そういうのが一切叶えられなかったので、より心に残る作品になっちゃったんだよなぁ。まぁ単純にシナリオの面白さとか橘純一のクレイジーさが最高過ぎたってのもあるんだけど。

因みに私は絢辻詞を一番推している。何故なのかは以前書いているので気になる方は読んでみてください。


なんで作品の発売日でもない、キャラクターの誕生日でもない、シナリオを象徴する12月24日でもない今日にいきなりアマガミについて話し出したかというと、

塚原先輩のASMRボイスドラマが発売されたからでしかない。
マジで嬉しい。本編では攻略対象ではなかったけど、ちょっとおまけ劇場で専用シナリオが用意され、15年の時を経てASMRボイスドラマまで発売されるとは。ファンを続けてきた甲斐があるってもんよ。

アマガミの登場人物、みんな好きなんだよな。本当にいい。多分色んな人がそう思ってくれるからこそ、メインキャラクター以外にスポットを当てた作品も生まれるんだろうし。だからこそこれからもアマガミを愛し続けていきたいと思えるんだ。

まぁそんな感じで色々語ってきたが、最後に一つだけ述べたいことがある。

セイレンの2期、私はまだ諦めてねぇからな。


おわり。


noteに書くテーマを募集しています。よろしければお送り頂けると幸いです。マジでよほど公序良俗に反していない限り対応します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?