日本の名城100選をマンションポエム風に表現に挑戦②「松本城」
日本の歴史を彩るお城にキャッチコピーをつける、それもマンションポエム風に、という企画の第二弾。
今回その名誉(?)にあずかったのは、長野県松本市が誇る国宝・松本城です。
数あるお城のなかでも、知名度・人気・ブランド性・景観美など、いずれも五指に入る名城ではないでしょうか?
「松本城ってどんなお城だっけ?」という方もいるでしょうから、まずは基本データからインプットしましょう! 後半のポエムコーナーがより楽しくなるかも?
松本城とは?
松本城は平地に築かれた平城で、五重の天守を持つ城としては最古を誇ります。文化的価値や歴史的価値の高さはもちろん、建築学の観点でみても非常にすぐれた構造物です。天守と天守を渡り櫓で結ぶ複雑な構造、軟弱地盤の上に大天守を築造する建築法には、技術的な試行錯誤と知恵、創意工夫の跡がみられます。三重の水堀に映る天守、後背の日本アルプス、漆喰の白壁と漆塗りの黒壁のコントラストなど、いくつもの景観美を持つ点も魅力です。
異なるふたつの時代をその姿に映す
松本城天守の創建は戦国時代。松本の領主であった小笠原氏にはじまり、信濃を治めた武田氏、徳川・豊臣両家に仕えた石川氏など、幾多の武将たちが松本城の城主となり、競うように増築や改修を繰り返してきました。鉄砲狭間や矢狭間などの備えは、戦国時代ならではの戦仕立て。変わって江戸時代には戦備を持たない櫓2棟が増設され、文治の世の面影を今に残します。城の造りから時代の変遷の跡が垣間見えるところも、松本城の見どころのひとつです。
明治はじめ、取り壊される危機にあった
封建社会が終わり、変わって文明開化の明治の世。日本の町には西洋風の建築物が建ち並ぶようになり、その一方でお寺やお城な古い建物が取り壊されていきます。松本城も競売にかけられ消滅の危機にありました。それを救ったのが、地元の官僚・市川量造という人です。彼は松本の象徴である松本城を残すべく奔走。ウィーン博覧会を松本城天守で開催する斬新な施策を打ち立て収益を確保。私財も投げ売って何とか松本城の買戻しに成功します。
市川量造という人物は新しいことに貪欲だった一方で、古いものの価値や文化を認め残すという考えも大事にしていたようです。このような名もなき偉人の働きも、松本の誇りと言えましょう。
松本城にキャッチコピーをつける(マンションポエム風に)
さて、国の宝松本城に、思い思いのコピーをつけていきます。
まずは、この作品から。
その存在は、松本の歴史とそこで生きた人々の物語を語っています。
はい、ここでも物語使わせていただきます。
これには元ネタがあって、公式サイトの松本の博物館バナーにある「松本は街全体が屋根のない博物館だ」というコピーから着想しました。いいコピーだなと思って。
また大きくでました。国宝どころじゃない、松本城は宇宙と並んでもおかしくないレベルです。
どうしてもデッカい言葉になってしまいますね…。
松本城には前から行ってみたい願望がありましたけど、今回いろいろ調べてその佇まいなどを拝見するうちに行ってみたい気持ちがさらに強くなりました。
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