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日本の名城100選をマンションポエム風に表現に挑戦①「姫路城」

山城から天守閣を持つ平城まで、日本には実にたくさんのお城があります。

建築様式、高度な技術、自然とのコントラスト、歴史性など、お城の魅力はさまざまですが、こちらの記事ではちょっと変わった切り口でお城の魅力を開いてみたいと思います。

タイトルにもある通り、お城の紹介をマンションポエム調でやってみる、というものです。

『静謐と情趣を従えた光のガーデン』みたいなあれです。

第一回目は、畏れ多くも世界遺産の姫路城を取り上げます。

関係者のみなさん、どうぞお許しを。

まず、姫路城とはどんなお城かを簡潔にご紹介。

国宝姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となりました。
シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。
今、私たちが目にしている姫路城の大天守は、慶長14年(1609年)に建築されたもの。
400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。

《引用:『世界遺産 姫路城』https://www.city.himeji.lg.jp/castle/index.html》

江戸時代初期に、城主池田輝政が大がかりな拡張工事に着手。そのとき完成した姿が今も残されているそうです!

そんな偉大なお城に大仰なキャッチコピーを付けるとどうなるか?

候補として5作品考えてみました。どうぞお付き合いください。

白の最高峰

シンプル! 姫路城といえば、際立った白さ。最初、「白の金字塔」にしようかと思ったけど、塔だとレベル落ちしてまずいと思い、再考した次第です。

時の重層が包む高閣

歴史の重み、重ねられた時代の円熟感みないたものを表現したつもり。それにしても白い。夜になると光っているように見えて不気味ですらある。

信長が羨望

『信長の野望』に強引に寄せた一作。信長一切姫路城に関わっていないのに、勝手に羨望したことにして、ゴメンな。

天の首座を、世界が見上げる

世界を下にみる姫路城(笑)個人的にはこのコピーが一番気に入っています。

次が最後になるわけですが、調子に乗ってボディコピーも考えてみました。誰も得しないけど。

400年の魔法が紡ぐ 栄光と陶酔の庭

ちょっと見にくいので、付記しておきます。

夢、欲望、怖れ、疑心、野望。城には、戦乱に明け暮れた武将たちの
多様かつ壮烈な感情が内包されている。生と死、創造と破壊の振り子に
翻弄され、極限状態を行き来する運命に、儚く美しい姿が見いだされる。創建以来、一度も戦塵を寄せつけず、400年前の姿を今にとどめる姫路城は、数ある城の中でも特別ではなかろうか。完璧なまでに白く染まった塗籠づくりの壁に、翼を広げた白鷺を彷彿とさせる優美な構図。生まれながらにして天の祝福を受けた、勝利の帝王の貫禄だ。奇跡なのに日常。永遠の至福が、ここにある。


実に気楽なもんです。おそらく何億円ものお金が動く不動産広告と比べたら。もうそれっぽく書いているだけで、何の計算も思想もありません。薄っぺらいのは承知で、ただ純粋に言葉遊びを楽しむだけの企画です。お目汚し失礼しました。

姫路城は、山城時代を含めると700年くらいの歴史を誇る名城です。戦国時代も含めまったく戦乱に巻き込まれていないのがすごい。しかも天守閣が残る貴重な現存のお城。美しい姿だけでなく、歴史エピソードも豊富で楽しむ要素は盛りだくさん。一度でいいから生の姫路城を体感したいですね。



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