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異動のはなし
10月に部署異動が決まった。
ずっとやりたかったデジタルマーケティング。内示受けたとき、とっても嬉しかった。
9月に社内公募があって、デジタルマーケティング部枠はなかったのだけれど、web系の仕事ができる部署に応募した。
書類選考、面接をして、結果不合格。だめだったかーと落ち込んで、転職再開しようかなと考えてたときの内示だった。
応募した部署は不合格だったけど、面接中に話した【SNSが好きで、webマーケティングに興味がある】というのを汲み取ってもらえてのアサインだったのかなと、本当に私はラッキー人間。
3年半現場にいていろいろあったけど、終わりがあると思うと寂しくなるのはなんでもそうなんだなと思った。
異動の挨拶をしているなかで、
「いろんな担当を見てきたけど、あなたほど一生懸命な人今までいなかったから助かった。」
と言ってくださる取引先の方々がいて、
しつこいと思われるくらい会いに行くを徹底して良かったのかなあと思ったり。
アルバイトメンバーにも異動の挨拶をしたら、
「あなたがいなかったらすぐ辞めてたと思う。着任して研修があってすぐに現場に出されて、不安な時に声かけてくれて、サポートしてくれてありがとう。」
と2人のメンバーに言ってもらえて、問題多めの2人だったけど(笑)、そんなふうに言ってもらえて嬉しかった。
卒業式に上司から
「異動したてのときにマネージャーから、武士のような子がいると聞いてて、一緒に働いてたけど本当にこういう子のことを武士のような子って言うんだと思った。周りがどうこうではなく、自分を徹底してる子だと感じた。」
と言われて、そんなふうに思ってくれてたのかと、自分の特徴を言語化されて、表現が面白いなと思った。
異動して数日で感じたことは、
現場を抜けられてよかったねって言われた時の心のモヤモヤ。複雑な気持ち。
もちろん私も一生現場で働くつもりはなかったけど、抜けられてよかったねという言葉にちょっと悲しくなった。
本社で自分達が働けているのも、現場で毎日必死に数字と戦っている人たちがいるおかげなのに、そういう人たちを下に見るような言葉だったり、抜けられてよかったねという言葉に心傷ついた。
自分がいま置かれている環境は、誰かの助けがあって、頑張りがあってなのに、そういう人たちを見下す気持ちがあるのが悲しいなと感じた。
現場から本社異動になった人にかけるべき言葉はなんだろうと私なりに考えたところ、
今までよく頑張ってくれたね
なのかなと思った。わからない、ほかにもいい言葉があると思うけど、自分がかけて欲しかったのはこれなのかなと思ったり。
東京で働いて、いろんなの背景を持つ人がいて、仕事やコミュニケーションをとるなかでも、人を大切にする心は忘れないでいたい。
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