見出し画像

例えばオンラインショップで器のセミオーダーができたら面白いんじゃないかな

もうタイトル時点で結論ネタバレなんですが、書いていきます。

ECのメリットを伸ばしたい

今年はなかなか気軽に外出してショッピングできる状況になく、器を実際に手に取って購入するっていう機会が少なかったんじゃないかなぁと思います。
そのぶん、オンラインショップで器を購入した人も多いですよね。

昇陽窯でも、少しでも多くのかたに陶器をお届けするため、今年はかなりECサイトの運営にも力を入れてきました。
ある程度、実績もついてきて、運用にも慣れてきたころです。
で、そろそろオンラインショップのメリット・デメリットも理解できてきた!のかな。。?
(当然まだまだ素人ではありますが。。。)

ただ、こういうときって、ついデメリットばかりに目がいって、それをどう修正するかって考えがちになってしまうんですが。

オンラインショップならではのメリットもあるわけで、オンラインショップだからこそできること。
オンラインショップじゃなきゃできないことを突き詰めて、それを発信していくことも大事だよなぁと思うんです。
なので次のステップとして、そういった新しい価値みたいなものも付加してお届けしていきたいと考えてます。

オンラインショップの普及により失われたもの

まずはオンラインショップでの販売が主力になりつつあり、それにより失われたものを考えます。
先ほどメリットを伸ばすと言っておきながら、デメリットについて考えます。
どうせならデメリットも逆手にとれれば、両得だからです。

デメリットといえば、やっぱり実物を確認できないことです。
大きさ、重さ、薄さ、質感、色味が自分の目や肌で確認できません。。

あとは器を選べないこと。
昇陽窯の場合、全ての作品はひとつずつ手作業で作っています。
そのため、ロットや焼成時の炎のあたり方によって、ひとつずつ表情がことなります。
これこそが手づくりの良さでもあるわけですが。

なので、わざわざ窯元に足を運んでいただいたかたは、同じ作品でも複数個ならんだ中から選ぶことができます。
そのときって、より良いものを求めて、みんな真剣な眼差しになるんですよね。
で、ワクワクするんです。実際に自分が使用しているシーンをイメージなんかしながら。

そのワクワク体験ができないのがデメリットですよね。

器のセミオーダーという考え

じゃあ、どうしたらそのワクワク感を取り戻せるかなぁ、って考えるわけです。
その結果でたのが、器をセミオーダーして作れたら面白いんじゃない?っていう結論です。

既にネットで器のオーダーができるところもあるみたいですが、なんかハードルが高そうで。

イメージ的にはもっっっと簡単にできて(5分くらい)、具体的なイメージがなくても最終製品まで持っていける(テンプレートの組み合わせ)。
そうすればとっつき易いし、面白いし、自分で作ったぶん愛着をもってお使いいただけますよね。

器のセミオーダー

『型 × 色』の組み合わせから選んでもらえば、実物を手に取ることができないながらもイメージは掴んでもらいやすいと思いますし、自分が使ってるシーンも想像しながらワクワクしてもらえるかなと。

これって売る方も楽だったりするんですよね。
型5通り、色5通りだとすると、本来なら25通りの商品写真が必要ですが、本法だと10写真で済みますし、出来上がり次第の発送になりますから、商品在庫も必要ありません。

実際には、小口注文だと作る手間が大きいので、最低注文数は必要になってくると思いますが。

あと、ECサイトのカスタムに関しても、例えばBASEでもCreemaでもSTORESでも、商品ページのなかに、選択ウィンドウやオプションつけれますから、ほとんど標準仕様で実装できます。

あとは、実際にどれくらいのニーズがあるかかなぁ。。
ネットの普及と新型コロナ流行から、なかなか実体験が失われていくなかで、でもどこか本能的に現体験を求めてる人が大勢いると踏んでるのと、それはもはや擬似体験でも構わないのではないかと推察しています。

もう少しアイデア絞って、価格も計算してみて、現実味が帯びてきたところで昇陽窯のECサイトに試験的に投入してみようかな。

まだまだアイデアの段階です。
でもオンラインショップならではの取り組みで顧客満足に繋げたいのも事実です。
とにかくいろんなアイデア考えて、試験的にでもたくさん発信していきたいですね。

丹波焼 昇陽窯公式オンラインショップ
丹波焼 昇陽窯公式HP

【丹波焼 昇陽窯】
〒669-2141
兵庫県丹波篠山市今田町下立杭8番地s
TEL:079-597-2213
営業時間:9時~18時(年中無休)

よろしければフォローお願いします! 陶芸家どうしのつながり、ヒトとのつながりを大切にしています。