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行きつけの場所

ずっと見ていた
「水曜どうでしょう」がついに終わってしまった
日常に組み込まれていたので、
ぽっかりと穴が空いてしまったような気分
今は、次なるコンテンツを探しているところである


行きつけの美容室がある
難しい頭と髪をしているタイプなので、
いつも行きつけが決まらず転々としてきたが、
ここ2,3年は行きつけができた
(急すぎて空いてない時は別のところへ行くが)


ここ最近は、髪を伸ばしていた
抑えきれないボリュームヘアーと、
隠しきれないダメージヘアーというのがあり、
美容師さんと相談をして、
少し髪を短くしつつ量を減らしていくこととなった

まずは髪を濡らすためにシャンプー台へ移動する
頭を流している時に美容師さんからいつも、
「頭の位置は大丈夫か」
「お湯の温度は大丈夫か」
「諸々、大丈夫か」
といった親切な気遣いの言葉が届く
それに対していつも、
「大丈夫です」「ちょうどいいです」と基本肯定
そして、一人の時は大体電源OFFなので発声は少なめ

そうこうしているうちに、
今度はカットをする場所へ移動
暑がりには天敵とされているポンチョみたいなのを着て、
熱を逃さないよと言わんばかりに、
首元にピッタリとするものをつける
本当はわかっている
髪の毛が首元から入らないようにするためのものだろう

こうして暑さと戦いながらのカットがはじまるのである


久しぶりに来たこともあり、
最近あったことの話をする
目の前にとても気になる雑誌があるのだが、
髪を切ってもらっている時は、
何かをしながらというのは失礼だと感じてしまうため、
昔から人と話す時と同じように、
なんとなく何もせずに切ってもらうという癖がある
そのため美容師さんが離れると、
サッと雑誌を読み、
戻ってくるとサッと雑誌を戻す
そんな癖がある


「ほんとは髪を短く切りたかった」

少し弱めの声で美容師さんから言葉が飛ぶ
あまりにも弱めの声だったので、
心へストレートにスッと入ってくる、痛っ
美容師さんなりにこうした方がいいのではないか
そんな想いがあったのにも関わらず、
自分自身の浅はかな「なんとなく伸ばしたい!」
がその想いを阻むことになった
そんなことを考えていたら少しくらう、痛っ

そんなこんなでいい感じに仕上げていただき、
最後はヘッドスパをしてもらう
血行不良の菅野と言われるぐらい不良なので、
ヘッドスパはとても重要である
座右の銘は、「健康は血流」


ヘッドスパが終わり、
会計の卓へと向かう途中、
「寝てくださいね」と言われる

「はい、がんばります」

引きつった笑顔でそう答える
昔から嘘が苦手です

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