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無料で多彩なプレゼン先生

プレゼン、説明力

 会社でのプレゼン、上司や仲間へわかりやすく説明するスキルを悩んでもがいていた時期がありました。もちろん、今でもスキルアップには努めています。どうして、わかってもらえないのか、なぜ自分の説明に対して「わかりにくい」とか「何が言いたいんだ」と言われてしまうのか、悩んでいた日々。今では、懐かしさも感じています。
 いろんなビジネス書を読んでみたり、周りで上手だと言われる人のまねをしてみたり、試行錯誤していました。試行錯誤のかいもあり、多少の説明は上手になり、理解はしてもらえるようにはなりましたが、すんなりと「わかったそれでいこう!」とはならず…
 プレゼン、説明力って、自分自身の考えを理解してもらうだけでなく、納得してそれでいこう!とまで言わせるようにしないといけないなと思っています。

無料の最高の教材

 そんな中、最高の教材に出会いました、しかも無料でいろんな種類がある。なんて、お得なのか!

 ずばり「テレビショッピング」

 「自分の言いたい事=商品」
 「説明を聞く人言うなれば決裁者=消費者」と置き換えてみると、

 テレビショッピングでお話しされる方って、画面越しの消費者に向かってプレゼンし、決裁=購入を短時間で導いているわけですよね。
これって、身近にいるプレゼン教材と思い、むさぼるように見た記憶があります。しかもいろんな種類の。

 「独特な口調での名調子型」
 「周りのゲストとのかけあい型」
 「コール数を可視化してのライブ型」

 最近では、番組かと思ってしまうような「短編ドラマ型」と、多種多様。

 当然、ビジネスの場で用いるに適したもの、適さないものもあるので、取捨選択しながらにはなりますが、ある共通点というか当たり前のメソッドに気づいてから、自身のプレゼン・説明力は変わったような気がします。

メソッド

①困りごとやニーズに語りかける
②困りごとやニーズを理解、共感
③解決策を平易な言葉でわかりやすく
④ポイントを端的明瞭に説明
⑤類比、対比、図解や映像を用いて理解促進
⑥楽しいストーリー展開
⑦ダメ押しと笑顔で締めくくり

 大まかに、7つの共通点があるなと思います。この7つから、自分が気づいたのは、こちらからの「一本調子」ではダメだということ。知ってほしい、聞いてほしい、わかってほしいと思えば思うほど、相手は逃げ腰になるかなと。一本調子ではなく「対話」をしているのだなと。
 もう1点が、イメージやポイントがすっと入るように、わかりやすさを追求した小道具と音の抑揚も用いながら、語り掛ける口調。相手のニーズや困りごとに「わかります」というトーンから、「そのニーズや困りごとって、こんなのですよね」と共感。「解決方法あります」としてソリューション提供の流れ。
 そして曖昧さを回避した言い切り口調とお任せください的な信頼感も醸し出し、すっかりニーズや困りごとの解決が見えてきたところに、最後にダメ押し。テレビショッピングでは主に「価格」そして「おまけ」でしょうが。
 極めつけが笑顔で、今日のまとめを簡潔に締めくくる頃には受話器片手に注文終了。
 短時間で、購入までもっていく流れは、学びが多いなと思いますし、日常のプレゼンや説明にも活かせますというか、自分は活かしています。

漫談

 少々、学びすぎ?たか、自分のプレゼンや説明は、笑いと理解を得られて共感までもっていけるようになったと感じていますが、少々「漫談」とか「テレビショッピングのようで、購入しそうになった」と言ったコメントも多数頂戴することに。
 スーパーポジティブに捉えれば、「漫談」=「楽しかった」、「購入しそうになった」=「共感、支持」とも言えますが、やりすぎは芝居がかりすぎて、逆効果になってしまうかもと思い、最近は少々おとなしめのテレビショッピングにするようにしています(笑)

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