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サラリーマンの脳エクスサイズー❷問題意識は視座次第だ

■食は人間の本能
孤独のグルメの主人公 井之頭五郎は50台の会社員だ。
仕事でもプライベートでも地味で目立たない。
ところが、食事となると知識と観察眼には驚くべきものがある。
どんな料理に対しても受け入れ自分なりの解釈をする。ホントウに好きなものへの向き合い方だと思う。

フーチャンプル

井之頭五郎さんは若いころパリで勤務していた。パリは美味しいものの宝庫である。
フランス料理はどこか日本料理に通じるものがあるとワタシは思う。
視覚、触覚(口当たり)、味覚、嗅覚の5感の融合を楽しむことができるものだ。
ワタシもヨーロッパでワイン好きの知人と食事を一緒にしたときに、デザートでチーズが出て来た。チーズ単品で食べたときと、ワインと一緒に食べた時に、美味しさが格段に違っていたことを思い出す。
チーズとワインのコンビネーションが無限にあると想像しただけでも、宇宙感じることができる。

きっと、五郎さんは彼の宇宙観をもとに、世界の料理への見識や味わい方を自分なりに楽しんでいるのではないだろうか。
いま、私たちが何かにここまで傾注することは少ないかな。
ありふれた言葉だが、向き合う力が上達する力を生み、好きになる力が上達を加速する。
好きなことに打ち込むことで、私たちの人生が豊かになる。
昔の人はうまく言ったものだ。

■問題意識とは何だろう
さて、本題である。
問題解決のスタートとして大切なことは、問題意識である。
向き合う力だととらえている。
問題とは何か、改めて問うとどのような答えが返ってくるだろうか?
NG(No Good)のことでしょ! その通りです。良くないことです。
しかし、良い、良くないは、法律やルール、社会的意識、個人の価値観によって異なる。
法律やルールには適合していても、社会的な常識に照らし合わせてNGと言うこともよくあり、SNSなどでも炎上を繰り返している。
個人的価値観の違いで、同じ目標で進んでいる集団の中でも派閥ができたりする。
戦争や紛争が起きるのも、それぞれの集団のOK/NGの判断の違いが起因になって起きている。
戦争が拡大するのは、人間の欲望や怨念恨みの連鎖で拡大していく一因になる。
難しい話はさておき、問題は最終的には個人の意識によってとらえ方が変わる。向き合い方によって問題は変わるのではないだろうか。
問題解決技法の書籍などでは、問題とは理想と現実のギャップと書かれているものも多い。
ここでの理想は、個人の立場、環境、歴史的背景、将来の展望によって異なる。
個人の向き合い方、すなわち人それぞれの意識で問題は変わってくる。
その人それぞれの置かれた時空間でこうあったらイイと思うことと、現状及び将来に差異がある。
そして、今直面したこと や 将来あると予想されることが、顕在化した問題 と 潜在する問題なのである。
あぁ~わけわからん、回りくどいですね。

会社では1つ上の視座からモノを見るように心がけよう
社長の考える問題と、課長の問題と、新入社員の問題はそれぞれ異なる。
社長は会社経営にかかわるマクロ経済環境の悪化、政情の変動が問題かもしれない。

課長は今月の営業成績がノルマ設定を達成できない恐れがある中、見込み客だった会社が競合他社へ乗り換えたことであったり。

新入社員の今日の問題は、研修の指導員がいけすかなく研修の内容が身に入らないことだったりする。

視点環境を列挙してみると自分自身の立場での問題が見えてくる。
大企業、中小企業、それぞれの職制、立場によって問題意識は違います。一つ一つを整理して、1つ上の視座から物を見ると、違う世界が広がります。

問題意識・・・

以上
松月

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