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結論から言うと、こいつは「ウイルス」です。
毎日毎日ニュースでうんざりするくらい見たり聞いたりしてる新型コロナウイルスには、こんな画像が多いですよね。

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こんな月着陸船みたいなメカニカルな、あるいは謎の宇宙人みたいな身なりをした、こんなやつもいるわけですね。ちょっと驚きました。

こいつの名は「バクテリオファージ」と言います。

生物圏でもっとも一般的で、多様な存在と言われているのが「バクテリオファージ」です。世界中どこにでも存在する「汎存ウイルス」。こいつの宿主となる生物は「細菌」なんですが、その細菌が存在する場所なら、どこにでも存在します。地球上には、10の31乗個以上存在すると推定されており、これは細菌を含む地球上のすべての生物を合わせた数よりも多いと言われています。

まさに「侵略者」のような…。

見ようによっては「宇宙船」みたいなルックスですが、「バクテリオファージ」は、細菌内にDNAないしはRNAを注入して自己増殖します。「侵略者」のようにね。
ご覧の通りの高分子構造のため、自然に発生したものではないんじゃないかとも言われています。「滅亡した過去の文明社会の技術で開発されたもの」なんじゃないかとおっしゃる方もいますね。「その滅亡した古代文明では、バクテリオファージを用いて、DNAを自由にデザインしていた」と…。まぁ、あれです、SFとしてはおもしろそうな話です。

存在が認知されてないウイルスなんて、ものすごい数いるでしようね。

新型コロナウイルスも、バクテリオファージも、「ウイルス」ですので、他生物の細胞を利用して自己を複製させる、極微小な感染性の構造体なわけです。具体的には、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸から構成されています。
生命の最小単位である細胞やその生体膜である細胞膜も持たないこと、小器官がないこと、自分自身で増殖する能力がなく、生きた細胞の中でしか増殖できないことから、生物かどうかについての議論もあります。いろいろ意見はわかれているようですけど、生きてることには変わりないですね。

ウイルスの研究も他の研究と同様、役に立つことを根拠をもって説明できなければ研究資金が出ません。これは多かれ少なかれ、どの国でも似たような事情です。何の役に立つかわからないウイルスの研究には資金が出にくいようですね。
そのためウイルスの発見、その性質の研究や対策にお金が出るのは、人間に害を及ぼすウイルスに偏っていきます。コロナのようなね。

とても珍しい変異ではあるものの、人間にはまったく影響がないとか、何をしてるのかわからないなんてウイルスに関しては、ほぼ研究は進んでいません。
当然、存在が認知されていないウイルスなんて、ものすごい数がいるはずです。またやっかいなやつが現れてくる、なんてことも、結構あるんじゃないかと思います。


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