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ハケンアニメ!見てきました。

当初見るつもりがなかったんですが、ハケンアニメ!なかなか評判が良いので見てきました。(シネコンのポイントもたまって無料鑑賞)

私は最近はアニメはほとんど見ませんが、昨今の声優さんブームを見ていても、大人が萌えるアニメも多いんだろうなと感じていましたし、作画って気が遠くなるぐらい繊細で大変な作業じゃないですか。「いいものを届けたい」「誰かに刺さる作品を作りたい」って熱意を抱いて日々現場の人は仕事されてるんだろうな~と。

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原作者・辻村さんも感心したという、ディテールのこだわり方。例えば、作画は完成していないのだけど、その途中(下書き段階)で声優さんが吹き替えをしたり、作画の色も具体的に「〇〇の色」って細かく指定があったりして…

宮崎駿さんのブレーンにも、宮崎監督が欲しい色を察知して作画してくれるすごい優秀な女性がいたようで。でもその方が亡くなったというので、監督も新しい作品に取り組む意欲が薄れたのかなって感じたりしたんですよ。(いや決して詳しくはないですが)

多分この方です。保田道世さん↓

女性で新人のアニメ監督だからとなめられやすい現場、そこで闘う吉岡里帆演じる瞳、カリスマ的な存在の先輩監督に中村倫也、そのプロデューサー役が尾野真千子、瞳のプロデューサー役が柄本佑なんですけど、みなさんそれぞれに適材適所で素晴らしく。

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とくに柄本さんの役柄は「儲け役」といいますか(笑)最初はヒールかと思うんだけど、実は瞳の才能を誰より評価しており、だからあえて厳しく接するんです。

新人監督だから、まずは注目を集めないと仕方ない…っていうんで、瞳をグラビアに登場させたり、彼女が監督するアニメとコラボするインスタント麺を作ったりと。最初瞳は反発するんだけど、確かに注目してもらわないと意味がないんで、どんな形であれ目立つようにすることは大事なんですよね。

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多分アニメおたくの人が見たら、私なんかよりもっとビンビンに来ると思うんですけど、そうじゃない人間でも十分楽しめましたし、泣けましたし…グッときました。私のすぐ前がシニアの女性でしたが、結構ドッカンドッカン受けていたので、きっと全世代に刺さる人には刺さる名作かと。

吉岡さんは以前テレビで話す姿を見ていて、もちろん美形だし可愛いのだけど、ただそれだけでない芯の強さをすごく感じたので、今回の瞳役はぴったりだと思います。

てな感じでざっくりしてますが、以上感想でした。

30代の頃、同じアイドルファンで、一時期やり取りしていた人がアニメーターでめっちゃ忙しそうで、彼女に荷物を送るときは勤務先(スタジオ)だったんです。夜勤とか泊りとか当然の世界だったみたいで。今はどうしてんのかな?と本作を見て思いました。

中村倫也&吉岡里帆のインタビューはこちら https://eiga.com/movie/96179/interview/


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