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安全管理に問題のある危険な地方企業の見分け方〜知床観光のリアルと普通が通用しない地方企業〜

今回、知床の観光船事故は、被害者の方々とそのご親族、ご友人にとって大きなショックを与えるだけでなく、多くの国民も観光船が沈没するという映像が日々流れることで、全国各地の観光船事業者が甚大な影響を与えています。せっかくコロナが落ち着いたこのGWに、本当に私も地方でご一緒する観光船事業者さんと話をしても、日々ものすごい投資をしながら安全管理を徹底しているにもかかわらず、お客様たちが大変な心配をされているといいます。

あれだけ沈没船の事故について報道されることによって、不安になるのは仕方ないとはいえ、全国全ての観光船事業者があのような事業者であるわけではないのはいうまでもありません。その点は冷静に理解し、適切な管理されたサービス事業者を選択するして頂きたいと思います。ただ常に海は命を落とす可能性があるところですから、どこでも同じではありません。決定的に企業によってその安全管理などの差は発生します。

また、偶然にも実際に知床に去年、今年は2度に夏と冬に訪れている身でもあるので、現地で感じたことを少しばかりお伝えしたいと思います。同時に地方における一般論として、やばい事業者と堅実な事業者との違いについても説明したいと思います。

はっきりいって安全管理なども含めて全てお金の問題です。何にお金をかけるか。同時に、海関係についてはも本当に荒っぽい人がいるのも実態であり、海には反社会的組織なども未だ入りやすい状況もありますので、綺麗事ではなく、私なりの所感を触れておきたいと思います。

○ 世界遺産としての知床、実態としての知床観光事業者の個体差

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