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【狂犬の本音+】モノが圧倒的にない時代の遺産「近隣型商店街」という存在〜イオンより前に死んだ商店街たち

先日FNNでいつ崩れてもおかしくない商店街について取り上げられていたのですが、商店街と一言にいっても分類があり、そして衰退するタイミングにも違いがあったんですよね。

そもそもこの手の生活物資を販売する近隣型商店街ってのは、モノが圧倒的に不足している時代にのみ成立する業態だったんですよね。しかもある意味のセーフティネットでもあった。時代の変化によって競合関係も変わる中で、それに気づかぬままに衰退、放置されていったところは数しれず。

戦後の一時期に一瞬大繁盛した業態であり、衰退してもう半世紀以上というものだったりします。だた全国各地にそのようなものの名残が残っていたりします。繁栄の理由、衰退の背景、商店街規模による違いについて解説していきます。

○ おいておけばモノが売れた時代〜小売業全勝の時代〜

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