【AIR】地域事業における「local Interpreter」という職能〜伸びる地域の挑戦モデル
地域における事業で極めて重要なのは、通訳者としての仕事なんですよね。それも単に言語だけでなく、地元の文化性や人間関係や歴史なども踏まえてたりして、他の都市部との違いを明瞭に意識して理解できる職能が必要だったりします。そのような職能を持つ人がプロジェクトにいないと、大抵の場合にはトラブルが発生するんですよね。
Local Interpreterってのは基本的には現地通訳者みたいな言い方ですが、これはより広義での地域の言語、文化、人間関係とかを踏まえて、外から得られる専門的な知見や投資をする人々とをつなぎ合わせていくという整合をつける職能として理解してもらえればいいのではないかなと思います。
同じ国だから同じ常識が通用するといえば、そんなことはないんですね。世代も異なれば、共有できている常識も異なり、教育の平均レベルも異なり、仕事の仕方も異なってきます。
特に高齢化が進んでいる地域では、仕事から離れて久しい人たちも多く、一度もその都市圏から出て仕事した経験が生涯ない人も多くいます。なので、地域の上下関係が世界観の多くを占めている人も少なからずいたりします。ただこれって地域の外からは全く良くわからないローカルコモンセンスなんですよね。
昨今の各地で発生する地域おこし協力隊事業における各地でのトラブルは、そもそも双方がビジネススキル的に甘いと共に、双方が当然と思っているローカルコモンセンスが互いに通じ合わずに発生しています。その内容がどちらが正しいか否かという以前に、そもそも異なる世界観で生きているのです。でもって、移住定住者を集めたりしているにもかかわらず、その間にたつ、Local Interpreterが不在なんです。
逆に言えば、今後はさらに地域で事業開発と向き合いたい、そういう仕事をしていきたいという人にはLocal Interpreterとしての職能があると重宝されると思います。
○ Local Interpreterのあり方
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