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【AIR】もはや地方人口減は東京への流出が主たる原因ではない、という不都合な真実〜東京叩き、地方叩きの不毛〜

数字をみればすぐに分かるお話なんですが、未だに勘違いして語る人が多いので整理しときます。最初に言っておきたいのは、東京都に地方人口が集まるから地方の人口が減っているのではないのです。そんなステージは平成に終わったのです。

厳密に言えば一因ではありますが、主たる原因ではなくなっています。おそらくわかってポジショントークで行ってんじゃないかなとは思うんですよね。元総務官僚として、知事会的な立ち位置で議論の向く先を歪めているように思います。

ってか、そもそも人口減少の島根県内の実情については島根県庁のレポートに書いてんですけどね。ちゃんと読んでほしいものですわ。

地方人口減少は主たる問題は「自然減」。高齢化した社会でいよいよ高齢者が死亡していく中で、少子化によって子供は生まれず、結果として自然減によってバンバン人口が減少しているのです。そして、東京との関係も確実に変化しているのです。

そのあたり認識を新たにすべきなので、今回解説しておきます。


◯ ポジショントークなのか、信じ込んでいるのか〜島根県庁レポートを読めよ案件

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