業務効率化してわかったデメリット3選

業務効率化のデメリットとその対策

目次

  1. はじめに

  2. デメリット1: 人を介さない業務自動化は問題発見やブラッシュアップが止まりがちになる

  3. デメリット2: 効率化が進むことでコミュニケーションやSTAFFの学習機会の減少

  4. デメリット3: 効率化して業務時間の短縮をしたが勤務時間に合わせて動くSTAFFも出てくる

  5. まとめ

はじめに

業務効率化は企業にとって重要な取り組みですが、その過程で様々なデメリットも生じます。今回は、私が営業部、人事部、管理部など社内の様々な部署で業務効率化に関わってきた経験をもとに、効率化のデメリットとその対策について共有します。

デメリット1: 人を介さない業務自動化は問題発見やブラッシュアップが止まりがちになる

問題点

業務自動化は作業の効率化に大いに貢献しますが、人間の介在が減ることで、現場の細かい問題点や改善点が見逃されがちです。
マクロやスクリプトによる自動処理では、日々の業務の中で発生する小さな問題や時期に合った変更点などに気付きにくくなります。

対策

  1. 定期的なレビュー:自動化された業務プロセスを定期的に見直し、現場の声を反映させる仕組みを作ります。私の場合は、週次会議を設け、現場スタッフからのフィードバックを収集したり、実際に自分も定期的に使ってみる事でブラッシュアップを行うようにしています。

  2. ハイブリッドアプローチ:完全な自動化ではなく、一部のプロセスは手動で行うことで、柔軟な対応が可能になります。例えば、データ分析は自動化しつつ、データ共有のアウトプット先は人が行うようにします。

  3. トレーニングと教育:現場スタッフに対して、ツールの使用方法やトラブルシューティングの方法を教育し、自動化プロセスに対する理解を深めます。

デメリット2: 効率化が進むことでコミュニケーションやSTAFFの学習機会の減少が起きる

問題点

業務効率化により、直接的なコミュニケーションが減少することがあります。温度感のあるコミュニケーションが減少し、情報の共有や理解が不十分になることがあります。
また、業務の自動化により、業務工程の『なぜその工程が必要なのか?』を理解する機会がなくなり思考力スキルの向上が妨げられることもあります。

対策

  1. 定期的なミーティング:対面やオンラインでの定期的なミーティングを設定し、重要な情報共有やチームビルディングを促進します。週次ミーティングや月次の全体会議を行うと効果的です。

  2. コミュニケーションツールの活用:SlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールを効果的に活用し、リアルタイムでのコミュニケーションを維持します。特に、ビデオ会議機能を利用することで、顔を見ながらの会話が可能になります。

  3. 研修と教育プログラムの強化:効率化された業務プロセスにおいても、定期的な研修や教育プログラムを実施し、スタッフが新しいスキルを習得する機会を提供します。

デメリット3: 効率化して業務時間の短縮をしたが勤務時間に合わせて動くSTAFFも出てくる

問題点

業務効率化により業務時間が短縮されると、本来の勤務時間に合わせて業務をこなすスタッフが現れることがあります。これにより、効率化のメリットが最大限に活かされない場合があります。

対策

  1. 成果主義の導入:時間ではなく成果に基づいて評価する制度を導入し、効率的に業務を終わらせることを奨励します。これにより、短時間で高い成果を出すスタッフを評価することができます。

  2. フレックスタイム制度の導入:勤務時間を柔軟に設定できるフレックスタイム制度を導入し、スタッフが自分のペースで効率的に働ける環境を提供します。

  3. アルバイト・パートSTAFFの活用:時間調整可能なSTAFFに業務を割り当てるなどして、時短効率化のメリットを最大化します。

まとめ

業務効率化は多くのメリットをもたらしますが、同時にデメリットも存在します。これらのデメリットに対する対策を講じることで、効率化の効果を最大限に引き出すことができます。
現場の声を反映させること、定期的な見直しを行うこと、そしてコミュニケーションを重視することが非常に重要だと考えています。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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