見出し画像

心記 6 コロナウイルス3

コロナウイルスにより
職を失い収入源を断たれ
それでも
家族を守らなければと思案する
不採用の数々に
焦りと恐れが滲む

さあ、どうする?
どうやって金を得るか?
時間はもう無い

犯罪組織に加担し
報酬を得るか
しかし組織に繋がる人脈は
私にはない

空き巣や休業中の店に
侵入し金目の物を盗るか
だが侵入する技術は私にはない

ならば
ひったくりはどうだ
今なら自粛で人は少ない
人が少ないという事は
目撃者が少ないという事だ
捕まる訳にはいかない

視界、叫び声を
現場から閉ざす必要がある
雨の音
風の音
暗がり
カメラの有無に
逃走経路の確認

後は・・・身を潜め待つだけだ・・・
これは・・・私にとって正義の犯罪だ・・・
 ______________

やむを得ず出勤している方、
特に女性で夜に帰られる方は注意してほしい
人通りの少ない道は、さらに人が少なくなり危険だ
例え遠回りでも人がいる道にて帰宅を願いたい

人格や品性など金が無くなれば瓦解していく
そして頭に正義がつけば
恐ろしく冷静に残酷になれる

自分は大丈夫だと過信しないこと
必死な人間に対し
そうではない人が立ち向かうのは難しい事だ

加害者も被害者も
人生は一瞬で決まる

その一瞬の間際に立ち止まれる何かを
見失わないでほしい

必死さの根底で
輝いているのが何かを

あなたなら

知っているはずだ・・・

まずは、このページを開いてくれた方々にお礼を。 ありがとうございます。 サポートしていただいた心金は書物の購入費に使わせて、いただきたいと思います。 何卒宜しくお願い致します。 そして記事を読んでくれた皆様方に感謝のありがとうを。(礼)