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「マウンティングしてくる親」に苦しめられたあなたへ


つい最近、「子供にマウンティングをする親」がプチ炎上していた。

このツイート内容自体の背景は知らないので、正直何とも言えない。

しかし、引用リツイートを見ると「親にマウンティングされた」経験のある大人は意外と多いことがわかった。

そしてこのようなツイートを見るとフラッシュバックを起こすくらいには、自分の心の傷になっているのだ。

そして子供にマウントをとる幼稚な大人は、幼稚ゆえにそのことに気付いていない。
平気でツイートするくらいに、同じことをし続ける。



自分も似たような経験がある。
小学校でいい点数をとり家に帰ると、必ず「私は昔良い点数をとれていた」とマウンティングをとってきた。

靴を綺麗にしても、「私の方がもっと上手くできる」とマウンティングをとられた。

私の方が昔は字が綺麗だった、私はいつも褒められていた。
私の方が絵をうまく描ける。

今考えると小中学生に貼り合う40代という失笑ものの姿だが、当時の自分はそのたびに傷ついて、より小さく、自分を卑下するようになったのだ。

なにかを達成しても、心の中にはいつも満たされない感情がある。
なので何をやってもむなしく、やる気が起きない。

自分の母親は昔からよく褒められた子だった。祖父祖母からもよく聞いた。
おそらく褒められて過ごしてきたが、大人になって褒められることが無くなった。
それを子供にマウントをとり、子供から自信を奪い、自分の自信を保っていたのだろう。

この記事を見ている人は、知らず知らずのうちに親の「マウント」の犠牲になっていたのではないか。
ひょっとすると現在進行形でも。

私は貴方の頃の年齢には結婚していた、年収○○だった、遊んでいた、などなど。

そういった傷つきは、小さくとも成長すると大きな影響を与える。

成功体験の無い人間は居ない。
忘れてしまう人と、忘れない人がいるだけだ。
見過ごしてしまう人がいるだけだ。

心の中に褒めてくれる人を飼おう。
大学卒業しただけでも立派だ。
その日暮らしでも、自立して生きていけるのは1つの成功だ。
週一でも自炊できたのは凄いことだ。

1つ1つの成功を喜ぼう。喜び自分を鼓舞しよう。

自分で自分を誇ることを、自画自賛だと思い恥じるかもしれない。でもあなたの人生は、誰ともくらべることのできないあなたの人生だ。
あなたの人生の成功体験を否定する必要はない。

あなたを卑下する人間を近くに置く必要はない。それはあなたの人生を小さくし、まるで蜘蛛に囚われた虫のように、人生を吸い取られてしまう。

他人を卑下しなくても、あなたは十分羽ばたける。
小さい成功を重ねていけば、自分を誇ることも、大きな成功に挑戦することも平気になるはずだ。

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