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子供の性教育に大事なのはたった一つ

「性の自己決定権を侵害する奴からは逃げろ」
これだけだと思う。
つまり、あなたの性的な自己決定権(誰とセックスするか、どんなセックスをするか、何を指向し、嗜好するか。何を知るべきか、何を知らないべきか)に口を出す人からは全力で逃げろ。
それだけだ。

「早めに卒業しておいた方がいいよ、だから私/俺と」とか「付き合ったらセックスするのは当たり前。だから……」とか言ってくる人から逃げろ、ということである。

そして同時に「子供のセックスは何歳から」だとか「正しいセックス」だとか言っている、所謂「正しいと言われている人」からも逃げろということである。

昨今の流れは子供の尊重ではなく、大人の快不快の尊重である。
16歳未満の性行為禁止といった法律も、子供のためじゃない。

全ては子供に対する自身の幻想を守るため。
脳科学や児童の成長、統計や事実では無く
社会的なロビー活動と他国との調整によってできたものだ。

子供の性教育に大事なのはたった一つ「性の自己決定権を侵害する奴からは逃げろ」。
そして法律に必要なのは、「性の自己決定権を侵害する奴を罰しろ」。

それでは援助交際などは防げない?
大人と児童が付き合ってしまう?

良いとは思わないが、自分はそれに口をだせない。

大人が児童の性における決定権を握る方がよほど危うい。
表の世界では見えなくて大人は心地いかもしれない。

しかし児童ポルノや売春といったものは不法者の専売特許として、より悲惨な搾取が生まれるだけだろう。
性に興味がある、というだけの理由で。さながら禁酒法時代のアメリカのように。

子供が殺されても、殺した人間が母親であれば執行猶予が付く国だ。
この国において、子供は文字通り半人前の権利しか与えられない。

親切心を装って「守ってあげる」と言う大人ほど信用できないものはない。

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