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世代・業界・国の垣根を超えた交流で幸せを創造「株式会社Ligula 今井智紀」

本日の主役は京都の高校通いながら株式会社Ligulaを起業し高校生起業家と大学生起業家のコミュニティ運営、システム開発や地域おこしなど様々な活動をしている今井智紀さんです。

株式会社Ligulaでは経営理念を世代を超えても受け継がれる幸せの創造と掲げ現在は高校生起業家と大学生起業家の交流活動をメインに事業展開しています。将来的に今井さん自身の人生経験から思いついた人と人の心を繋ぐサービスを展開していくそうです。

活動を始めたきっかけ

中学一年生の頃親の影響で始めた株式投資で1番最初に買った株が爆上がりしビジネスを面白いと感じ企業の持つ影響力などを勉強するようになりビジネスの世界にのめり込みプレイヤーとしてもやってみたいという思いから彼は起業活動を始めました。

最初はハードルの低いブログのライターという仕事から始めたがブログだけでは輪が広がらないと感じ京都から東京に飛び込み社会起業を目指す高校生を育てる目的のプログラムBLAST! schoolに参加しアントレプレナーシップを体験したそうです。そこで初めて社会起業という言葉に出会い最初のプロジェクトをスタートさせました。地元の山口県に注目し社会課題を調べてみると耕作放棄の問題がある事を知り早速行動に移した彼は様々なサービスの検討そしてイベントの実施などを行いました。しかし、課題自体のスケールが大きすぎて最初にやるものとしてどうなのかという考えが生まれプロジェクトを断念。

プロジェクト②

次に始めようと計画を立てたのがアパレルブランドの設立です。その活動も環境問題にアプローチしたもので耕作放棄地のプロジェクトよりも順調に進み生地を発注する目前まで行ったそうです。しかし、中学校の仲良しメンバーから始まったこのアパレル活動馬3人の意見のすれ違いが起きたことがきっかけとなり一旦やめることになってしまいました。

プロジェクト③

そして、彼の3回目の挑戦が始まりました。自分の信念を問い直したところ最初に行った田舎との関わり、土地問題などの解決に再度興味が湧き、小さい頃に祖父母と行った農業体験、都会ではできない体験がかけがえのない経験として心に残っていてその時に感じた幸せを今も求めているんじゃないかと自信の思いを言語化することができだそうです。今井さんはこの思いを念頭に学生による高齢者サービスの経営の始めました、京大生の知り合いの方と行っていたこの活動は京都ではある程度の普及ができ順調に進んだそうです。しかし、地方に持っていくという段階で地方ですでに広まっているサービスとの価格競争で負けてしまいうまくいかず地方での普及がうまくいかずまた一旦離れることにしたそうです。

Ligulaの設立

田舎の社会課題解決、アパレルブランドの設立、高齢者福祉や地域おこしなどを経験から世代を超えても受け継がれる幸せの創造という理念が生まれたそうです。 今井さんはこの経験から生まれた理念と趣味で行っていた小規模の起業家コミュニティが合わさったものを事業化することを思いつき株式会社Ligulaを設立しました。 このコミュニティの特徴としては垣根を越える幸せを体験させたいという思いから高校生コミュニティと大学生コミュニティの2つを別々に運営しあえて垣根を作るということをしていて提供的に開催するイベントで幸せを感じてもらう仕組みになってるとのことです。元々売り上げがゼロで何回も辞めては挑戦してを繰り返していたがやっと自分の居場所を見つけることができたとLigulaに対する思いを語ってくれました。


活動に持つ信念とやりがい

経験の中で生まれた理念を念頭に楽しいと思うからやるでなく選択と集中を意識して活動を行うように変わっていったそうで、今までの活動の多くが1ヶ月2ヶ月で終わってしまうものばかりだったのを最近は改善できているそうです。彼はやりがいとして、お金を貰うことに少し抵抗感があったのが感謝の形としてのお金をもらうことが増え今はモチベーションに繋がっていてると話してくれました。

今後の目標・将来の夢

新たな活動として日本一周して社会企業を広める企画のMoon Japanの運営そして株式会社ユーグレナのFutureサミットメンバーとして経営に携わったりと活動の範囲を広くし様々な経験を積むことそして、Ligulaのこれからとして高校生と大学生というコミュニティよりも広く年代や業界、国などの垣根を超えて心で繋げるサービスを提供していきたいそうです。

挑戦を恐れず、失敗しても新たに活動を始めることができる彼の生き方は保守的な自分とはとても対照的で彼の話を聞く中で自分の意識も少し変化した気がしました。彼のように挑戦を恐れない人が増えればより良い社会ができるんだろうなと思いました。今後に彼の活躍に期待です!

今井智紀さん: Twitter

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