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自給自足体験で自分で生きる力を育てるコミュニティ「信州大学/国際基督教大学 松岡琉・泉和花菜」

本日の主役は長野県にある信州大学に通う琉さんと東京都の国際基督教大学に通う和花菜さんです。2人は長野県辰野町を拠点に自給自足コミュニティを運営していて日本の食の課題に取り組んでいます。

自給自足コミュニティは日本各地から集まった参加者に向けて農業体験、釣り、ジビエの精肉などの実践型の食育を行い自給自足体験を通して自然と人と地域の繋がりを作るプロジェクトです。


活動を始めたきっかけ

琉さんはコミュニティ立ち上げメンバーの1人で琉さんとその友人の2人が同じ学生団体に所属していたという所から始まりました。元々琉さんは普通の高校生活、大学生活を送っていたがある時縁があって参加した泊まり込みのワークショップから社会問題などに関心を持つようになったそうです。

和花菜さんは中学生の頃は全く学生コミュニティなどに興味はなかったものの高校生の頃に友達の影響で参加した起業部から学生団体に誘われ加入そこから琉さんの立ち上げた自給自足キャンプを見つけ参加したそうです。

活動に持つ信念

琉さんは社会的な意義そして細かな意義の二つを教えてくれました。立ち上げ当初の目標としていたのは日本の農業の関係人口が減少している問題に注目し若者が農業に興味を持てる社会を作りたいという思いからコミュニティ設立を企画したそうです。コミュニティという形にした理由として、元々琉さんは農業に全く興味がなかったそうで農業に興味のない人という立場から興味が持てるものを考えた時にコミュニティという形で運営することで農業を実践的な食育ツールそしてコミュニケーションツールにすることができ多くの人を巻き込めると思ったからだそうです。

そして、活動をしていく中で細かな意義にも気づいたそうでそれは自分で生きる力がつくということです。突然全てのライフラインが止まった時や無人島で生活しなけれいけない時そのような状況になっても自信を持って楽しく生活できる人を増やしていきたいという思いを語ってくれました。

一方で和花菜さんは社会的な意義というより自分のためという思いが強いそうで、高校2年生の頃にニュージーランド留学で経験した食事が口に合わず元気がなかった時期を機に食に対して真剣に考えるようになったそうです。自給自足コミュニティに参加し1から食というものに向き合うことができ貴重な経験ができていると感じながら活動をしているそうです。

活動のやりがい

琉さんは活動のやりがいについてジビエの精肉や農作業をやってみると意外と簡単で自分でもできるじゃんと思ったり逆に簡単そうに見えていたものが大変に思う瞬間などイメージでしかなかったものが体験を通してイメージの解像度が上がり自分の手で感じることができた瞬間にやりがいを感じるそうです。さらに、運営メンバーとしては参加者に何をどう届けたいかなど参加者楽しいと思ってくれる企画を考える中で試行錯誤している瞬間もモチベーションが上がるそうです。

和花菜さんはやりがいとして長野からの帰り道に参加者の人から楽しかった、また参加したいなどのフィードバックを貰う瞬間をやりがいに感じていてさらに、農家さんが行う細かく地道で大変な大豆の殻向きや草むしりなどの作業を大勢の参加者で集まってみんなでワイワイ喋りながらやる瞬間は楽しくて大好きだそうです。そして日本各地から集まった初対面同士が帰る頃には仲良くなっている時など人との繋がりを感じる時に1番やりがいを感じているそうです。


これからのこと・将来の話

自給自足コミュニティとしては広く深くを目指していく事を考えていてこれからできる体験を増やしていったり地域との深い交流を実現させ参加者の幅を広げていくなどを計画しているそうです。琉さんの将来の夢として「飽き性なので色々なものに手を出しては飽きてを繰り返すと思うが、自給自足コミュニティで身についた自分の力で生きるという考え方を念頭に活動していきたいと思っている。」と語ってくれました。

和花菜さんは自給自足コミュニティで一食分のご飯を作る事と自給自足コミュニティが疲れた時に安心して帰って来れる場所にするという目標があるそうで、目標達成のために色々な活動をしていくそうです。将来の夢としては今は漠然としていて具体的な夢はなく自分がしたい事を自分が一緒にいたいと思える人と出来てたらいいなぁと思っているそうです。

琉さんと和花菜さんの話を聞いているだけでで活動の楽しさがガンガン伝わってきて自分も参加してみたいと強く思いました!今後も体験の幅が広がりもっと楽しい経験ができるようになるそうです。これからの2人の活動に注目です!

自給自足コミュニティInstagram


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