香りと記憶の関係性
みなさん、こんばんは。
イメージコンサルタントのshotaです。
本日はお洋服のお話ではなく、フレグランスのお話です。
トータルコーディネートの大事な部分 "香り" です!
みなさん、こんな経験はありませんか?
「街ですれ違った人の香水で昔の恋人を思い出した」
「塩素の匂いを嗅ぐとプールで遊んだ子供時代を思い出す」
大変流行した瑛人さんの『香水』も、まさに香りと恋愛の記憶がリンクする歌詞が多くの方の共感を集めたのではないでしょうか。
ということで今回は、「香りと記憶」についてのお話です。
香りと記憶が結びつく理由は脳の仕組み
香りと記憶が結びつくその訳は私たちの脳の仕組みと関係があります。
実は、人間の五感の中でも、香りを感じる嗅覚だけが記憶をつかさどる海馬という脳の部位にほぼ直接的に信号を送ることができます。
厳密には、嗅覚からインプットされた情報は、喜怒哀楽をつかさどる大脳辺縁系という脳の部位へ信号を送り、そこにある海馬や扁桃核が反応を起こすというわけです。
海馬は記憶の保管庫のような役割を持っていますので、匂いを察知するとほぼ同時にその該当するファイルを見つけ出し、その時に感じた喜怒哀楽や好き嫌いの感情までもが呼び起こされるという仕組みです。
そのため私たちは、匂いを嗅いだ瞬間に「記憶」と「好き嫌いや喜怒哀楽の感情」がよみがえるのです。
なのでファッションの一部にフレグランスを取り入れることで相手に印象を残したり、のちに思い出してもらえるというメリットがあります。
ではどのような香りが、どのようなイメージを一般的に植え付けるのかを解説していきます。
香水の濃度と持続時間
香水の持続時間は濃度によって異なり、4つに種類分けされています。
オーデコロン濃度:1~5%、持続時間:1~2時間
オードトワレ濃度:5~10%、持続時間:2~5時間
オードパルファム濃度:10~15%、持続時間:4~7時間
パルファム(エキストレ)濃度:15~30%、持続時間:5~12時間
濃度が低く、持続時間が少ないオーデコロンは、食事に行く前や寝る前など、あまり長く香らせたくないシーンや、さりげなく香らせたい時におすすめです。
オードトワレやオードパルファムは一般的な香水の濃度です。基本的にいつどんなシーンでも使うことができますが、特にオードパルファムはつけすぎに注意しましょう。
パルファムはエキストレとも呼ばれることがある、一番濃度が高く持続性も高い香水です。長時間つけ直しする必要がない点は便利ですが、非常に濃厚な香りなので普段使いにはあまり向きません。
濃度が高く香りが強い香水ほどつけすぎないように注意して、とくに高温多湿である夏には濃度が低めの香水をつけると良いでしょう。
代表的な香り6選
フローラル
【フローラルノートの香りの特徴】
・女性に人気の香り
・優しい香り
・上品な香り
・華やかな香り
【フローラルノートの代表的な香料】
・ローズ
・ジャスミン
・ラベンダー
フローラルノートは花の香料を使用したり、特定の花をイメージして作られた香り。長い間女性を中心に愛されてきた香調で、周りからも好印象です。
ローズ、ジャスミン、ラベンダーなどの香りが代表的ですが、ほかにもスミレやサクラなど様々な種類の花をイメージした香りの香水が販売されています。
フルーティー
【フルーティーノートの香りの特徴】
・みずみずしい
・かわいらしい
・ジューシーな
【フルーティーノートの代表的な香料】
・アップル
・ペア(梨)
・ピーチ
・マンゴー など
フルーティーノートは柑橘系以外のジューシーなフルーツを思わせる香り。柑橘系の香りはシトラスノートと呼ばれています。
良い意味で香水っぽさがあまりなく、親しみやすい香りです。
普段使いもしやすいです!
シトラス
【シトラスノートの香りの特徴】
・フレッシュ
・若々しい
・目が覚めるような
【シトラスノートの代表的な香料】
・グレープフルーツ
・オレンジ
・ベルガモット
・ライム
・マンダリン
・ゆず など
フレッシュな柑橘系が中心の香りで、ユニセックスに使用できます。
汗をかきやすいスポーツなどの活動シーンでも使いやすいです。
万人受けしやすいため、その他どんなシーンでも活躍してくれます。
ウッディ
【ウッディノートの香りの特徴】
・落ち着いた
・知的な
【ウッディノートの代表的な香料】
・ジュニパーベリー
・パチュリ
・ベチバー
・サンダルウッド
・シダーウッド など
ウッディノートは、奥深く落ち着いた温かみを感じる香り。
木々の頼もしくリラックス感のある香りを楽しめます。
渋さもあるため、若者よりは30代以降の男性がまとうと大人の雰囲気を引き立たせることができおすすめです。
オリエンタル
【オリエンタルノートの香りの特徴】
・異国情緒を感じる
・エキゾチックな
【オリエンタルノートの代表的な香料】
・カルダモン
・アンバー
・ベンゾイン
・ウード(沈香)
・ベチバー
・ムスク など
オリエンタルノートは、中近東原産のスパイスやお香、動物性香料のようなクセのある甘さを軸にしたエキゾチックで官能的な香り。
まとうだけで異国情緒あふれる空間を演出してくれます。
自分でつけるのはハードルが高い!という人は、寝香水やアロマなどを使ってお家で楽しむのもオススメです。
スパイシー
【スパイシーノートの香りの特徴】
・異国情緒を感じる
・辛みがある
【スパイシーノートの代表的な香料】
・ブラックペッパー
・ナツメグ
・カルダモン
・ピンクペッパー
・クローブ など
スパイシーノートは、スパイスのようなピリッと辛い薬味や辛味を感じる香り。
少し個性的ですが苦手な人が比較的少ないため、個性的な香りの中では挑戦しやすいです。特に秋や冬におすすめです。
以上、香りの種類やシーンでの付け方を解説してきました。
次回は本日の投稿の続きでそれぞれのノートのオススメ香水をアップしていきたいと思いますのでお楽しみに!
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