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論理的思考について


きっかけ

今日、後輩が論理的思考ができないという話があった。
論理的に話を組み立てられないらしい。僕は論理的ですねとか言われることもあったりなかったり、逆にみんながこの人は論理的だという人に対して論理的だと思わなかったり…ロジックが強い・弱いとはなんなんだろうか?また論理的思考ができるとはなにを指すのだろうかということを疑問に思い、整理するために書いている

論理的思考とは?

世間一般では、よく深さと広さがあるといわれる。

ロジックツリー
(参考:馬田隆明さん「解像度を上げる」)

深さ:因果関係のなぜを繰り返し、原因となっているものを導く行為
広さ:因果関係のなぜの要素をできるだけ、MECEに洗い出す行為
ここには僕も共感しており、あまり疑問はない。
具体例は、参考文献を見てほしい。。。本当にいい資料。

ロジックの強弱と鍛え方

上記の前提から、深さがあり、広さも出ているものが思考としてロジックが強いということになる。
どうやったら鍛えられるのか?に対しての
個人的な結論は、「経験」「応用」である。

経験について

深さ・広さとは、対象物を詳細に知っているかに強く依存していると考えている。
僕は和歌山県の有田川町の出身だが、たぶん読者の数十倍、有田川町に詳しい。なので、10分で有田川町の人数を増やす施策と言われれば、たぶんそこらへんのコンサルタントより現実的な回答が出せる自信がある。
これは対象に関係する要素を人より多く知っているため、要素の洗い出しが容易であり漏れもない。また、実情を知っているため因果関係を正しくつなげやすい。
結局は、深さも広さも出すためには知らないと無理なのである。知るために人は、ネットで情報を集めたり、顧客にヒアリングをしたり、アンケートをするのである。
つまり、論理的思考力とは対象への知識・理解がどこまであるかに集約されるが正解である気がする。
そして、知識や理解は経験することで身に付くものであり、経験には基本的に勝てないし、論理的思考力が・・・と言っている間に今考えないといけないことに集中して対象への知識を身に付けるが正解な気がする。

では、経験していなければ、論理的になれないのか?と言われればそうではない。
僕はなりきって考える時間、つまり疑似的な経験が大事であると思う。
自分だったらどうするのか?を考え、その自分の思考に対してなんで?を自問自答し、わからないところは調べたりして考えておく。(さっきの例だと、自分の出身の人口を増やすためにはなにをするのか?など)そうすると、いつか役に立つ。いつかはわからないが、同じ思考をするときに役にも立つし、疑似的経験で得た知識はいつかどっかで役に立つ。
他の人に比べ、フライングで思考を始めることができ、そのチームにおいて重宝される存在になれる。それだけ初期のスタート位置というのは、大事になってくる。

応用に関して

では、経験も疑似的経験もない場所においては、なにもできないのか?と言われるとそうではない。
人間自体の思考や身体能力、本質は急激な進化・変化はしない。つまり、ある事象における人間の行動や世の中におけるロジックは、応用が利くと考えられる。
子供がテストで100点をとったら見せてくるのと、仕事において上司が部下を褒めることが大事と言われるのも、結局は人間は褒められると嬉しい、褒められたいという事象によってなりたっている。
応用するとは、この多数の経験から得られた知識から得られた抽象的な原理原則をほかの別の機会に当てはめることである。
難しいようなことを言っているかもだが、実はこの作業をだれもがしているはずである。
数学である
数学の問題は、難しくなればなるほど複合的な問題となる。
数学で各テーマごとに何かを習うし、いろんな定理を習う。それを知識として蓄えて、総合的に勝負するのが数学の世界である。
数学ができるとは、実のところ自分の習った知識の組み合わせをどれだけできるかでしかないのかもしれない。
では、数学ができるようになる(OUTPUTできるようになる)に、みなさんは何をしただろうか?
僕ができるようになるためには、習った定義を用いて問題を解くしかなかった。もし、読者の方が一緒なら、論理的思考も一緒で、やっぱり自分の持っている知識を使うしかない。知識使って考えて何回もそれを繰り返して、その先に考える時間も短縮され、より精度の高そうな論理がアウトプットできるようになると思う。

まとめ

論理的思考とは

論理的思考が上達するためには、経験や疑似的経験による知識の蓄積と活用する数学的な考え方が大事だなと思った。
上達に抜け道はなく、地道に地道に考え、毎日蓄積と思考の練習を積み重ねるしかない。
最後に、このnoteを読んで、なにを考えたでしょうか?賛成だったでしょうか?反対だったでしょうか?なぜそう自分は考えたんでしょうか?
そんな日常への疑問と思考によって、鍛えられると思う。

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