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Photo Story#1田貫湖の逆さ富士

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今回から始まるフォトストーリーは、一枚の写真に対してダラダラとそのときの状況や心情などを書いていく企画になります。

どうぞよろしくお願いします!

Photo Story#1田貫湖の逆さ富士

2019年の春前。

僕の実家は静岡県の沼津市というところにあります。

沼津市という場所からは富士山は見えるのですが、愛鷹山という山があり、富士山の全貌は見ることができません。

見えるとしたら山の頂上付近。

多分7合目あたりから見えると思います。

僕は富士山の写真を撮ることが大好きなのであまり見えないところよりも、見えるところによく行きます。

今回は富士宮市の田貫湖という場所に行きました。

キャンプ場としても有名ですね!

沼津市からは西富士道路を使って約1時間車を走らせたら簡単につくことができます。

その日起きたのは朝の4時。

日の出と富士山を撮りたくて早起きしました。

僕は朝がすごい苦手なのですが写真を撮りにいくときは何故か得意になってしまいます。

前の日に用意した三脚やバッテリーの充電。

遠足の前の日のような気持ちで機材をカメラバッグに詰め込みいざ出発!

ワクワクはしていましたが、田貫湖に近づくにつれて街の明かりもなくなり、暗い道が続いて少しゾワゾワっとした恐怖感もありました。

目的の場所に着いたらまず確認することは富士山が見えるかどうかです。

この日は快晴で、星空もよく見えました。

駐車場から少し歩いて湖畔に着き、急ぎめにカメラと三脚をセットする。

セットしてから全て撮り終わるまでは一瞬でした。

日の出の時間帯は秒で風景が変わるのでかなり集中して撮影します。

本当に、気づいたら日が登っていました。

富士宮市には朝霧高原があり、富士山の麓には霧が広がり、その霧を朝日が照らす。

落ち着いた天気には湖の波も穏やかになり綺麗な逆さ富士を見ることができ、

写真家にとっては最高の瞬間でした。


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